FLK_tutorial_of "LaserCuttingMachine(GCCVenus)"

Created Date: 2017-03-21/ updated date: 2018-10-03
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    Summary
    ファブラボ北加賀屋の機材を利用するための自習用チュートリアルです。
    ”GCC社製Venus”を使ったレーザー加工機の課題制作の説明です。

    Materials

      Tools

        Blueprints

          Making

          • レーザー加工機とはコンピューター上の描画・設計アプリケーションソフトで作成した2Dデータを送信し、レーザー光線の力で様々な素材を加工(切断・彫刻など)する工作機械です。
            コンピューターからの送信データを元に自動で加工を行うので正確に加工する事が可能です。また、工作物に直接触れること無く加工できるので、比較的安全です。
            原理は、ガスの入ったレーザー発振管より発生したレーザーをミラーで導き、レンズで収束させることにより、焦点にある素材に強いエネルギーを集中させて加工します。
            その為焦点が合っていないと想定通りの加工が出来ません。
                • 加工可能範囲:A4まで
                • カット可能厚3mm程度(材料により可変。アクリル・木材等は2度切りなどで5mmまでは可能)
                • 樹脂
                • MDF
                • コルク
                • 木材
                • 皮(タンニンなめし)

                • ダンボール
                • ゴム

                • フェルト
                • ポリプロピレン
                • アルミ(アルマイト部分のみ彫刻)
                • 塗膜
                • ガラス(彫刻のみ)
                • カッティングシート(オレフィン系のみ)
                • 塩化ビニール(レーザー光線の熱により、ガス(塩素、有毒)が発生する)
                • カッティングシート(大半が塩ビ素材、レーザー加工対応のものもあり)
                • 皮(クロームなめし)(有害ガスが発生)
                • 発泡スチロール(発火の恐れあり)
                • 鏡(レーザーが反射する)
                • ステンレスミラーアップ(レーザーが反射する)
                • ベクターデータ・ラスターデータの加工が可能
                • データは、各々慣れた環境(ソフト)で作成することが望ましい
                • カラーファイルの種類をRGBにしておく
                • Illustratorはeps.ファイルにする.Inkscapeはsvgファイルなど.
              1. 板の仕上がり寸法は縦91mm x 横55mm程度、縦位置とする
              2. 横幅の中心線上、上辺から10mm程度の位置に6mmの穴を開ける
              3. 加工する板の厚みは3mm以下とする(素材は自由)
              4. 名前をアルファベットで配置し、彫刻する
              5. プレートの4角のどれかもしくは全てにフィレットをかける(数・箇所・寸法は自由)
              オプション
              • 顔写真を入れる
              • 装飾を入れる
              • など
                  • 初期動作(30秒ほど)の間はカバーを閉じたまま触らない(ヘッドが移動するので注意)
                  • スペーサー(ダボ)を使用して浮かす(ダボの使えない小さなものは直接置いてもよい)
                  • スペーサーは材料の四隅と真ん中,カットする部分の下などに設置する
                  • ヘッドに加工材料が引っかからないように注意する。
                  • ヘッドを手で材料の中央辺りに移動させる
                  • フォーカスピンをヘッドの左の穴にさす
                  • 青いストッパーから長い方を下にする or テープのついている方を上にする
                  • [UP]ボタンを押して、フォーカスピンと材料がちょうど触れる位置に昇降台を上げる
                  • 必ずフォーカスピンを抜く
                  • 蓋を閉める
                  • コンプレッサー、集塵機をつける
                  • コンプレッサーの空気は後ろのネジで調整可能
              • データの転送は印刷から行います。
                • [開く]ボタンから用意したデータをインポートする

                  • データに極細線などの設定ができない場合,右クリック→「グループ化解除」を試す
                  • 欲しいデータにうまくカーソルが合わない場合は,上のツールバー「アレンジ」→「重ね順」→「ページの最背面」を試す

                  ◯カット
                  • ベクターデータ
                  • 設定を極細線にする必要がある(あらかじめIllustrator等で0.001ptの線を作ってもよい)
                  • それより大きい太さだと塗りと判断される

                  ◯彫刻(塗り)
                    • ラスターデータ または 極細線以外のベクターデータ
                  • [印刷]を押す.その後,環境設定ボタンをクリック
                    • Manual Color Fill(用途により変更)
                    • DPI、PPI、素材によって決まる
                    • 各色のSpeed、Powerのパラメーターを設定する
                    • 説明書の数値例を参考にすること
                    • (注意)Powerは95より大きくしないこと。
                    • ラスターデータを上の色から順番に加工したあと,ベクターデータを上の色から順番に画する.加工順に注意!
                    • Position Mode:原点をアートボードの左上に設定
                    • Relative:原点をヘッドのある位置に設定
                    • Home:機械原点を利用するモード
                  • PCから加工データを送信する。
                  • 液晶部分に表示されるファイル名を確認する(日本語ファイルは文字化けする)
                  ※異なるデータを連続で加工する場合は、[DEL FILE]ボタンで加工済みのファイルを削除するか、「NEXT FILE」でファイルを選択する。

                  • [Start]ボタンで加工開始。
                  • ピーという音が鳴り、ヘッドが所定の位置に戻ったら取り出す。
                • メンテナンスの方法を説明します。

                  ※レンズ、ミラーのメンテナンスは、基本的に金曜日の番頭が行いますが、汚れがひどい場合は番頭と相談の上、使用者にて行ってください。
                    • コンプレッサー、集塵機、本体の電源を落とす。
                    • スペーサーを外す。
                    • 昇降台の汚れをウェットティッシュもしくはアルコールを付けたティッシュで吹き取る。
                    • スペーサー、及びスペーサー用穴が汚れている場合は、同様にアルコールで吹き取る。
                    • 昇降台に残った破片などを取る。
                    • ヘッドのネジを4つ外して、レンズ、ミラーを取り出す。
                    • レンズ、クリーニングペーパーにクリーナーを垂らして軽く引く。
                     ※汚れがひどい場合は、レンズにクリーナーを垂らし汚れを浮かした状態で、水分を吸い取るように軽く拭き取る。(決してこすらない事!)
                • その他の注意事項、補足事項を説明します。
                    • ワークが引っかかった時
                    STOPボタンを押す
                    (凸凹のある材料および切抜き後に外れて飛び出すものは要注意)

                    • 火災が起きた時
                    1. ふたを開ける
                    2. すぐに取り出す
                    3. (濡れ)ぞうきんなどをかぶせて消火す
                    (消火器の場所も確認しておくこと)
                    • ダンボール、紙、樹脂(熱可塑性)を加工するときは
                    1. Speedを1.0に設定し、Powerをできるだけ弱めで切れる値を探す
                    (焦げが少なく仕上がりが良くなる、火災の危険が減るため)
                      2. 2回切りをするときは2回目は昇降台を少し上げると良い
                • 機械を利用したら、instagramでの成果の共有をお願いします。
                  ラボのアカウントを利用する場合、ラボに置いてあるiPadで撮影投稿をしてください。
                    1. iPadを利用して、インスタグラムを起動します。
                    2. 真ん中のアイコンを選択して、写真撮影のモードに入ります。
                    3. 写真を撮影します。
                    4. 撮影した、写真の後加工を行う(任意)
                  • コメント欄に、以下のハッシュタグをつけて投稿する。
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