MagicFlute Proto12

Created Date: 2016-07-07/ updated date: 2018-03-13
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Summary
MagicFluteは6つの穴で3オクターブもの演奏が可能な独自運指の吹奏型MIDI Controller。
最新のProto12の作り方を解説します。

Materials

    Tools

      Blueprints

        Making

        • MagicFlute製作上の全般的な注意点について記載します。
          • MagicFluteの製作では、ネジは四角ナットにねじ込むことで固定します。
            STLデータで製造した3Dプリントの各部品には、ネジを締める先に四角ナットを挿入する穴があります。この穴に四角ナットを最初に入れて(落ちないようにテープなどで留めておくと便利です)、その後でネジを締めます。
          • 各電子部品同士はケーブルをハンダ付けして接続しますが、MagicFluteの筐体内部は狭い空間であり、あまりケーブル類が長いと最後の全体組み立て時にケーブルが邪魔になります。
            出来る限り、ケーブルが最短の距離になるように、ケーブルをハンダ付けする前に完成イメージを想定して長さをカットしてください。
        • MagicFlute Proto12に必要な部品を揃えます。
          一部専用PCBが必要になります。以下に発注する場合のURLを記しておきます。Proto12と書いてある専用のサブ基板を作ってもらいます。

          専用サブ基板発注
          LED基板発注
          気圧センサ用基板
        • 発注、およびデータはDMM.makeに置いてあります。
          以下の三つをご覧ください。

          内部部品
          AP-Holder は気圧センサを取り付ける部品。
          Bone は、胴体内で電子回路を保持する部品。

          LED-Cover

          パイプ、吹き口
          • ただし、上記リンク先で入手できるSTLデータは、安価な3Dプリンタでも問題なく出力できるようなデータにはなっていません。
            どの方向で積層しても下側を向いてしまう面があり、その面から樹脂がたれてしまい、適切な形でプリントできない可能性がありますのでご注意ください。
        • センサ用基板とセンサを合体し、AP-Holderに気圧センサーを取り付けます。
          • 気圧センサ(LPS25H)、それに付属するピンヘッダ、気圧センサ用基板を用意します。
            まず、気圧センサ用基板にケーブルをハンダ付け(真ん中のg,c,d,vと書かれている4つの穴にケーブルをハンダ付け)し、そのあと、ピンヘッダをハンダ付けします。

          • 気圧センサ用基板と気圧センサをハンダ付けします。向きを間違えないように気をつけて下さい。ケーブル側に飛び出たピンヘッダをニッパで切り取ります。
          • 気圧センサ用基板のケーブルを、AP-Holderの真ん中の小さな穴に通します。
            そのままその穴にケーブルを通していくと、先ほどハンダ付けで製作した気圧センサ用基板がAP-Holderのくぼみにスポッと収まることが分かると思います。
            ケーブルを穴に通したら、4本のケーブルの先にピンヘッダをハンダ付けします。
          • 防水用の接着剤で気圧センサ基板とAP-Holderを接着します。きっちり塗れば、息がもれなくなります。
        • MagicFlute専用PCBのサブ基板に以下の部品をハンダ付けします。
          1. I2C電圧変換モジュール
          2. 三端子レギュレータ(3本足のトランジスタみたいな部品)
          3. 加速度センサ
          4. L型ピンソケット
          • 写真のように両側の端子を切ってからP6にハンダ付けします。
            要するに6ピンのソケットを使いますが、実際にコネクタとして接続されるのは、真ん中の4ピンだけです。
          • まず、加速度センサ、I2C電圧変換モジュールに付属しているピンヘッダとL型ピンソケットをハンダ付け。
            それから、加速度センサ(赤い基板)とI2C電圧変換モジュールをピンヘッダに刺して、ハンダ付けします。
            最後に基板裏にはみ出したピンヘッダをニッパで切り取ります。
        • 3Dプリントした内部部品のBoneに銅箔テープによる電極、TouchMIDI、専用サブ基板を取り付けます。
          全体の配線図は添付した画像の通りになります。
          • 3Dプリントした内部部品Boneのタッチ部分に10mm×13mmくらいに切った銅箔テープを貼ります。余った銅箔テープは側面に折り曲げます。その側面の銅箔にケーブルをハンダ付けします。
            Boneの先端まで銅箔テープを貼る方が吹き口側です。ハンダ付けするケーブルの長さですが、後でTouchMIDIのどの端子にハンダ付けするか考えてから、最適な長さにしてください。
          • TouchMIDIをBoneにネジで取り付け、銅箔テープにハンダ付けしたケーブルをTouchMIDIにハンダ付けします。
            LED側のタッチセンサを1番、順に2,3,4,5,6とすると、1番のケーブルをTouchMIDIのPad1にハンダ付けします。同様に、2番をPad2に、3番をPad3に・・・順々に取り付け、6本のケーブルをハンダ付けします。
          • Boneの吹き口側にMagicFlute Proto12用の専用サブ基板をネジで取り付けます。
            また、TouchMIDIとサブ基板の間をケーブルでハンダづけします。
          • LED基板にフルカラーLEDと、抵抗をハンダ付けします。
            LEDは取り付ける位置を間違えないように!
            抵抗は100のところに120Ω、10のところに75Ωをつけます。(基板を作った頃と抵抗値を変えました)

            LED基板をTouchMIDIに配線図の通りケーブルで繋げます。ケーブルは5cmほど距離があれば良いでしょう。
            最後にLEDに光拡散カバーを被せます。
        • 電子部品を取り付けたBoneを筐体本体のパイプにねじ止めし、AP-Holderのピンヘッダをピンソケットに接続します。
          AP-Holderをパイプと吹き口にねじ止めします。
          最後にLEDを固定して、LED-Coverをねじ止めして完成です。
          • 写真のようにパイプの筒の中に電子基板が装着されたBoneを入れていきます。
            ネジの位置を合わせて、ネジでBoneを固定します。
          • Boneの端に付いているL型ピンソケットに、AP-Holderのピンヘッダを差し込みます。ピンソケットはかなり奥まっているので、ピンセットなどを使ってうまく差し込んでください。
            向きを間違えないように!
          • まずパイプにAP-Holderを差し込み、ネジしめして固定します。
            次に、吹き口にAP-Holderの残りの部分を差し込み、ネジ締めします。
            これで、AP-Holderはパイプと吹き口により隠されます。
          • まず、USB-miniBケーブルをTouchMIDIのminiB端子に差し込みます。
            その後、LED基板を粘着テープなどで適当に固定し、最後にLED-Coverをねじ止めします。
            これで完成です。
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        References

          Usages

          • 運指

            MagicFluteは6本の指で、3オクターブもの音域が演奏可能です。
            手前の二つの穴がオクターブの指定、三つ目が半音の指定、残りの三つの穴でド〜シの音階を表現します。

          Project comments