送風ファンを簡単に清掃するブラシ

Created Date: 2017-09-12/ updated date: 2017-10-14
    • Medium 170618 093943 r
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    By nc sa
    Summary
    ある時、エアコンの吹き出し口を覗くと、送風ファンがホコリとカビに覆われて、たいへんなことになっていました!
    この時から私は、喘息の娘を守るため、家族の健康を守るため、無駄な電気を省くため!勇気を出してホコリとカビに立ち向かうのでした!
    なかなか掃除のできない送風ファンを簡単に清掃する、「ファン専用清掃ブラシ」の製作。

    Materials

      Tools

        Blueprints

          Making

          • きっかけ

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            昨年の夏、家族からエアコンが効かない!臭い!といわれ、エアコンの点検をする事から始まりました。
            原因は、送風ファンに付着したものすごいホコリとカビでした!どおりでエアコンをつけると喘息持ちの長女が咳き込む訳です。
            この時から娘の為、家族を守る為に様々な方法での清掃を試みるも、思うような清掃ができないことから、自ら理想の清掃ブラシを製作する決心に至りました。
            写真は、エアコンの送風ファンの清掃前の写真と市販ブラシで清掃をした後の写真です。
            (清掃後もファンの中にコホリ(ヤツ)が残っていて、運転するといつまでもホコリ(ヤツ)が飛び出し、コイツに散々な目にあわされました。笑)

            • Small p1020015
            • Small p1020021
            • 市販ブラシ

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              市販している従来ブラシだとこんな感じで届かない
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              • Small p 20171014 135720
          • 検討

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            問題の送風ファンはいったいどんな形状をしているか?
            なぜ簡単に清掃ができないのか?
            早速、処分屋さんで廃棄するエアコンから送風ファンを取り出し、送風ファンを切断して断面を調査しました。
            ヤツ(ホコリ、カビ)を倒すなら、まず敵を知る事です。

            直径は約10㎝で羽の枚数は35枚
            羽根の形状は湾曲している。

            この少しずつ角度のずれる湾曲した羽根が、効率よく清掃出来ない構造の元でした。
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            • 理想の清掃ブラシの角度は?

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              羽根の角度は、送風ファンの外周を35で割った点に、中央から引いた線上の内径の接点と隣の外径の接点を結ぶように作られている。
              この図面をもとに、円弧上にブラシを配置した清掃ブラシがいいと考えました。
              Small
            • 理想の清掃ブラシのイメージ

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              1、エアコン送風口の奥へ届くように清掃ブラシの持ち手を長くする。
              2、ブラシは薄く板状で、かまぼこ形状にする。
              Small
            • ブラシ形状のイメージ

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              Thumb p 20170514 0046581
              ブラシ形状の理想は、
              1、かまぼこ形状の歯ブラシのような植毛ブラシ
              2、かまぼこ形状の柔軟なたわし
              3、小さなネジリブラシ
              色々考えましたが、自作では2番の方法がいいようです。
              • Small
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          • 試作

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            試作No1は、木材で清掃ブラシの柄を作りました。写真なし
            ブラシ部分はPPT板を長方形にカットしたものにスポンジたわしを貼り、羽根の湾曲した底の汚れに届くように製作しました。
            実践でテストしたら、すぐにスポンジたわしがはがれて使い物になりませんでした。

            しかし!憎きヤツ(ホコリ、カビ)に対して手ごたえを感じるのでした。

            • 試作No2

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              Thumb p 20170514 0046581
              そうだ、長男に頼んで3Dプリンターでつくればいいんだ!
              すでに3Dプリンターを使って工作をしていた長男に清掃ブラシの柄を作らせました。

              しかし、基本形状を理解しないままブラシ板の取り付け角度を放射状に作ってしまった。
              アウト!
              • Small p 20160901 184140 r
              • Small p 20160901 184310 r
            • 試作No3

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              気を取り直して再度チャレンジ!
              なかなかの出来栄えです。

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              • Small a
            • 試作No3

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              Thumb p 20170514 0046581
              ブラシの柄の後端に延長用角穴を設けています。
              延長用角材を差し込み、取っ手を延長する予定でしたが、うまくいきませんでした。
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            • 固定金具

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              Thumb p 20170514 0046581
              この時からU字の固定金具を介して、ブラシ板の脱着を可能にしました。
              脱着式にすることで、ブラシ板の洗い回しやタイプの違う形状を試すことができます。

              清掃ブラシの柄に湾曲した曲がった穴を作り、湾曲に曲げた金具を通しブラシ板を固定します。
              3Dプリンターならではの工作です。
              • Small 160904 224507 r
              • Small 160904 224557 r
              • Small 160904 224426 r
            • テスト

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              Thumb p 20170514 0046581
              試作No3をファンにあてがってみます。

              なかなかいいです。
              想像よりもすんなりブラシが羽の隙間に滑り込みます。
              作ってみないと分からないものです。いい誤算でした。

              でも先端のスポンジたわしが羽根の湾曲の底に接触せず、じゅうぶんホコリを掻き出せない。
              またブラシ板が長いのでブラシ板どうしの先端が狭くなり、均等に羽根の隙間に入らない。
              などなど、まだ改良の余地ありです。
              • Small p 20160904 224807 r
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            • 試作No4

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              Thumb p 20170514 0046581
              ブラシ板の枚数を減らしました。
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            • 試作No5

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              Thumb p 20170514 0046581
              柄の角度を変えました。
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            • 試作No6

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              Thumb p 20170514 0046581
              柄を持ちやすくしました。
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            • 試作No7

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              Thumb p 20170514 0046581
              柄を空洞にし、先端に隙間をあけて吸込み口を作り、掃除機と接続出来るようにしました。
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            • 試作No8

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              Thumb p 20170514 0046581
              試作No7の側面に吸引口を追加し、分割で製造できるようにしました。

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            • 試作の数々

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              清掃ブラシの柄の改良をしました。
              1、角を丸くする
              2、ブラシ板の取付角度を変えてみる
              3、柄を長くする
              4、柄を持ちやすくする
              5、柄を空洞にして、掃除機と接続可能にする
              6、柄の側面にホコリを吸い込む穴を設ける
              いろいろな試作を繰り返しました。
              この頃から、長男から作り方を教えてもらって、私が新しく買った3Dプリンターで作れるようになりました。
              こんな私でも、お手軽に創作ができる3Dプリンターとは、すばらしいの一言です。
              • Small p 20170913 104828
              • Small p 20170625 194801
            • ブラシ板も試行錯誤です。

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              湾曲した羽根に密着するような、丈夫で柔軟な
              たわしのような素材が見つからず、当初はマジックテープのメス側を使用しました。
              最終形では、毛足の長い極細繊維ブラシを使用しています。
              • Small p 20170913 143123
              • Small 170708 120355 r
              • Small 170708 120237 r
              • Small 170708 120408 r
              • Small p 20170913 143131
            • 専用工具も3Dプリンタで制作

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              Thumb p 20170514 0046581
              PPT板からブラシ板を切り出す道具を3Dプリンターで自作しました。

              彫刻刀を使ってカットします。
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              • Small p 20170913 110035
            • スポンジを自在にカットする道具の制作

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              ブラシ板の先端に取り付けるスポンジブラシを自在にカットする道具を作りました。
              ニクロム線と単一電池を使用した簡単なものです。
              • Small p 20170913 104954
              • Small p 20170913 105211
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              • Small p 20170913 110208
          • 実践

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            Thumb p 20170514 0046581
            最近のエアコンは、精密に出来ていているせいか?、意外とフィルターまわりは汚れていません。
            汚れて困る”ヤツ”がいるのは、送風ファンです。
            送風ファンは半年でびっくりするほどヤツ(カビ)が発生します。
            またファンについたヤツ(ホコリ)のせいで風量が落ちて、冷房効率が落ちます。
            健康にも電気代にも悪影響です。
            よって、エアコンから送風ファンを外すことなく速やかにヤツを退治できる(清掃できる)道具が必要でした。
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            • Small 170627 091632 r
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            • Small 170826 162915 r
            • 試作品初期

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              従来の市販ブラシと比べこのブラシは、ホコリの掻き出しにたいへん効果がありました。
              基本構想は正しかったようです。
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            • 試作品中期

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              持ち手と先端ブラシ形状の見直しで実用性、耐久性共に効果が上がりました。

              しかし、ファンの中へ逃げ込むヤツ(ホコリ、カビ)には無力でした。泣
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              • Small
            • 試作品後期

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              清掃ブラシの柄を空洞にして掃除機と接続できるようになり、掃除機の吸引によって格段に清掃効率が上がりました。
              また先端ブラシ板に極細繊維ブラシを巻く事で、羽根の湾曲部分とブラシの密着度が高くなり、ヤツはとうとう逃げ込む場所がなくなったのです!

              とうとう理想の清掃ブラシが完成しました!
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              • Small        001
              • Small
            • 新しい清掃方法の発見

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              Thumb p 20170514 0046581
              送風ファンの拭き掃除が出来る事に気づきました。
              これは今までにない清掃方法だと思います。

              送風ファンを霧吹きで濡らし、床ドライシートを巻きつけた清掃ブラシでファンに付いたカビを拭き取ります。
              これは、高圧洗浄以上の清掃効果があります。

              ちょっとしたカビの発生でも、手軽に対応できる新たな清掃方法の発見となりました。
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            • 実践動画

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              色々な所で実践経験を積みました。
          • 完成

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            この清掃ブラシは、親戚や知り合いの家のエアコンでテストしながら、完成させることができました。

            この道具によって、約3時間掛かって清掃していたものが、30分でできます!
            簡単にホコリやカビの清掃ができて家族ともどもたへん満足しています。

            近年のエアコンはフィルター自動掃除付きが多くなりましたが、送風ファンの掃除に着目したエアコンはありません。
            世の中の健康や無駄な電気代のためにも、この清掃ブラシを使い簡単にお手入れする事を提案したいと思います。
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            • その後

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              この清掃ブラシを、親戚と知り合いの10人に配り意見を聞くことにしました。
              回答を得られたのは3人で、これからもこのブラシを使うと返事をもらいました。

              また、このブラシと乾湿両用掃除機を使うことで、エアコン丸ごと清掃が出来ることを発見しました。
              特にフィルター自動掃除付のエアコンなどは、フィルターの奥のホコリに水スプレーをかけた後そのまま
              掃除機で吸い込むことで、分解する必要がなく日常のお手入れには最適だと思います。
          • 構成

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            清掃ブラシの柄
             PLA樹脂
             1.6mmステン針金
            ブラシ板
             100円ショップPPT板 0.75mm
             両面テープ
             ホチキス
            ブラシ
             トレピカバススポンジについてる極細繊維ブラシ

            • エアコン清掃時の道具

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              掃除機の吸引を利用する時
               日立工機ハンドクリーナー延長ホース50cm
               E-Value 乾湿両用掃除機 EVC-100P 専用パーツ 交換用フレキシブルホース1.8m
               アイリスオーヤマ 掃除機乾湿両用 IC-VWD1-W
              ファンの拭き掃除をする時
               床用ドライシート
               水の激落ちくんスプレー

              • Small p 20171014 134451
              • Small ic vwd1
              • Small bendsg
          • 検証

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            そもそも高圧洗浄機を使えば、ブラシが羽根の隅々に届かなくたって
            洗い流せるんじゃないの?

            そんな疑問から高圧洗浄を使いながら、従来ブラシVSファン専用清掃ブラシを
            検証する事にしました。
            • 送風ファンを取り外して洗浄した場合

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              半透明で検証しやすい送風ファンがあったので実験しました。
              写真1、左側が従来ブラシでブラッシング、右側がファン専用清掃ブラシでブラッシング
              をそれぞれ行ったあと、高圧洗浄で洗浄した写真。
              写真2、従来ブラシ側
              写真3、ファン専用清掃ブラシ側

              結果、みるからに違いがでました。
              従来ブラシでは汚れが残るが、ファン専用清掃ブラシなら汚れが残りません。
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