スリット画(透過)No.1 (FUJIMOCK 2014)

Created Date: 2015-03-16/ updated date: 2016-10-07
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By nc sa
Summary
FUJIMOCK2014の作品1の製作過程です。ヒノキ材で絵を描きたいと思い、染色や彫りをいろいろ試してみましたがすべて失敗しました。そこで考え方を少し変えて、レーザーカットで精密なカットができるという特性を最大限に活かして、画像の濃淡に合わせて変化させたスリットをカットして、背面からの光を透過させることで絵を浮かぶようなことを考えました。しかし、目的とするスリットパターンを自動作成できるソフトが世の中にないようなので、自分の仕事能力の一部を使って専用ソフトウェア(Slit Light Creator)を作成して実現させました。日本家屋の欄間の一部に、こそっとスリット絵が入るなんていいなと思っている。

Materials

    Tools

      Blueprints

        Making

        • 目的

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          従来にない方法(ツール)でヒノキ板に絵を描きたい。
          • 失敗例

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            Thumb profile image
            この方法にたどり着くまで、いろいろな方法を試して失敗しました。
            • 失敗例1

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              表面を染色剤で染める(藍染など)
              木目により表面しか染まらない。サンドで磨くと染めた部分が消えてしまう。
              但し垂直方向には数ミリの深さまで浸透する(これは別作品で利用する)
              • Small 20141108a
              • Small 20141115b
              • Small 20141203a
            • 失敗例2

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              Thumb profile image
              木板をレーザーで彫って光を透過させてみる(例はアガチス材)
              かなりの薄さにしないと光が透過しないし焼き切れてしまう。
              また赤色は透過しやすいが、他の色は透過しにくい。
              木目が垂直の場合には、透過しやすい傾向がある
              Small false 01
          • 再考

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            Thumb profile image
            方法を考え直し・・
            背面からの光の量で絵を表現しているものが世の中にあるが(スリットや穴)、ほとんどが濃淡表現できていない。そこでレーザーカッターの精度を当てにして、画像の濃淡をスリット幅を変えて光量変化させることで濃淡絵を出すことに挑戦してみる
            • ツールがないので作成

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              画像から自動で光量に相当するスリットパターンを作成するソフトが見つけられなかった。ないものは作るしかないということで、自分の仕事能力の一部を使って作成することにした。
              開発環境 Visual Studio Ver6 (古い・・) 基本的にC言語でAPIのみを使用。
          • データ作成

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            Thumb profile image
            スリットカットデータを専用ソフトSlit Light Creator V1.01 (インストーラー形式) で作成します。
            画像データは、境界がはっきりしているものがいいようです。
            Slit Light Creator V1.01 (English version)
            • データ読み込み

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              Thumb profile image
              画像データ(BMPあるいはJPG形式)を読み出します。
              画像分解能は荒いもので十分です。スリット方向に画像イメージが多い場合には、画像編集ソフトで少し傾けるなどすると良いです。
              Small step1 01
            • 設定

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              Thumb profile image
              設定メニューの設定..画面でカット条件をセットします。
              最小残し幅は1/4、外枠残し幅を10%にします。
              Small step1 02
            • カット方式の指定

              0
              Thumb profile image
              設定メニューのカット方式で指定します。
              スリットは垂直方向を指定します。
              (視覚の特性を考えると視差を得る垂直スリットが有効です)
              Small step1 03
            • カットイメージ表示

              0
              Thumb profile image
              読み込めばすぐに設定条件に応じたカットイメージが右側に表示されます。
              Small step1 05
            • カット分解能の指定

              0
              Thumb profile image
              スリットの横数が分解能になります。
              設定メニューのグリッド横サイズで指定します。
              今回は64で指定します。
              Small step1 04
            • データ作成(クリップボードコピー)

              0
              Thumb profile image
              ファイルメニューの切り出し出力データのコピーを選択すると、カットイメージがクリップボードにコピーされます。これをCorelDrawに貼り付けて元データが作成できました。
              Small step1 06
          • カット準備

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            Thumb profile image
            レーザーカッターでカットするためのデータ準備と材料を用意します
            • データサイズを調整

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              Thumb profile image
              クリップボードでCorelDrawに貼り付けたイメージはサイズが大きい状態です。
              適切なサイズにリサイズして、木目に平行になるような向きに変更して、線幅を極細線に再指定します。サンプルデータ1

              Small step2 01
            • 材料準備1

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              Thumb profile image
              材料はFUJIMOCKで切り出したヒノキ材(板目3~4mm厚)を、FUJIMOCK鎌倉セッションDAY2今西工房でカットしてもらい十分に水で濡らします。(濡らすのは、カット面にヤニがつきにくい切断面になるからです) シナ合板(1.1mm)も薄いわりに強度がありカット可能です。
          • カット

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            レーザーカッターでカットします
            • カット

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              板をスリットと木目が同じ方向になるようにセットして、パターンをカットします。
              今回のデータでは約14~16分くらいかかりました。
              ちゃんと比較はしていませんが、水分が多いほどレーザーカットのパワーが少なくてすむ感じがします。
            • カット後の処理

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              Thumb profile image
              カット後は細かいスリットが完全にぬけていないのでツマドラなどを使用してすべてのスリットをきれいに抜きます。乾燥した段階で、表面を注意深く紙やすりできれいに仕上げていきます。(スリットが折れやすいので注意!)
              Small step3 05
            • フレームをつける

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              このままでは強度が弱く曲がってしまうため、まわりに別木材フレームを作ってはめこみます。フレームは、ある程度強度のあるホオ材(5mm)で作成しました。
              Small step3 04
          • 完成(一部未完成)

            0
            Thumb profile image
            フレームをつけて完成です。光を通して角度をいろいろ変えると見え方が変わります。目で見るよりカメラで撮影した方が絵がきれいに見えます。これは人は両眼で見るので視差でスリットの見え方が異なるため。片目で見るときれいに見えます。
            • Small step0 01
            • Small step0 02
            • 市販のヒノキ板

              0
              Thumb profile image
              市販されている3mmヒノキ板(柾目?)で作ってみました。水分の浸透が弱いので十分に時間をかけて水分を含ませる必要があります。
              Small step4 01
            • 薄い丸木のスリット

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              Thumb profile image
              実験的に2mmの丸木板にスリットを入れてみました。(鎌倉セッションDAY1で試行)
              スリットが弱く、曲がってしまうので、あまりきれいに見えません。
            • 問題点

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              Thumb profile image
              問題点をいくつか(改善が必要)
              ・強度が弱い
               スリットが細いので落としてスリットが割れる場合がある
              ・材料を選ぶ
               レーザーパワーとの関係で柔らかい木材での3mm~5mmが限界。
               燃えない工夫で厚い板や薄い板でできないか?
              ・横幅が目の方向で制限される
               分割出力する工夫

          • 応用

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            Thumb profile image
            濃淡がないような画像(文字など)の場合には、設定を少し変える必要があります。
            • 設定

              0
              Thumb profile image
              グリッドサイズを40、最小残し幅を1/3にして、少し荒いスリットにします。
              • Small step3 02
              • Small step3 01
              • Small step3 03
            • 文字のスリット画

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              Thumb profile image
              6面をスリット文字で作成して、50mmキューブを作成しました。
              材料はアガチス材(3mm)です。湿らせないでカットしました。
              キューブに組み立てて、煙で燻して少し古さを出してみました。

              • Small 20150316a
              • Small step3 06
              • Small 20150325
          Add Card Order

          References

            Usages

            • Small step0 03

              鎌倉発の工芸品?

              Thumb profile image
              鎌倉で観光した写真をスリット絵にして送るサービスは有り?
              規格化したフレームを作っておいて、その大きさに合わせたスリット絵を切り出せば可能でしょう。需要があるかわかりませんが・・
              紙やすりなどの磨きセットをつけて、きれいにまとめるのは自分自身でやってもらえれば愛着がわくでしょう。

              • Small 20150404a
              • Small 20150404b

              1.1mmのシナ合板で作成

              Thumb profile image
              1.1mm厚のシナ合板(3層)で作成しました。薄いので見る角度の範囲が広がります。また合板なので板の変形も少なく強度的に安心できそうです。
              • Small 20150412b
              • Small 20150412c

              ワイアレスでLED点灯する板に組み込む

              Thumb profile image
              ワイアレス伝送でLED点灯する板にスリット画をはめこんでみた。LEDの光を全面に誘導するためにアクリル板を裏に置いている。右上の赤い光位置にLEDが1個埋め込まれている。スリットは48スリットと少な目にしている。
              • Small 20160109a
              • Small 20160109b

              日にかざすとはっきり

              Thumb profile image
              日光にかざして壁に映すと、さらにはっきり見えます。
              これはMDF4mm材を少し大きめのレーザーカッターで作ったものです。
              MDFは方向に癖がないので曲がりにくいので、パワーのあるレーザーカッターがあれば作ってみると良いです。
              日光以外でも単LEDの懐中電灯でも可能です。複数光源のランプではぼけて見えません。
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