FAB FONT - digital fabrication

Created Date: 2017-07-22/ updated date: 2017-07-31
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    Summary
    ”FAB FONT”
    for digital fabrication class @sfc
    新機軸なフォントのデザインを考える

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      Tools

        Blueprints

          Making

          • ”ファブ・フォント”
            新しい可能性を引き出してくれるようなフォントを考える。身近な問題解決を手助けするフォントをデザインしてみたかったため、フォントから連想される日常的な問題を思い出す。
             
            • 私は過去にブラジルに住んでいたので、ポルトガル語をどうにか習得しようと奮闘していた時期があったり。大学では、フランス語やスペイン語の授業を履修してみたりと、なにかと語学に興味があるのですが、そこで毎回ぶつかる壁が「アクセント記号」です。

              言葉の絶妙なニュアンスや強弱をこの記号だけで読み取ることは、とても難しいように思えます。プレゼンや資料を大勢の前で読むときに、アクセント知らずに誤った発音で発生してしまい、恥ずかしい思いをしたり。

              今回はアクセント記号をより分かりやすくしたフォントのデザインを考えてみます。



            • 例1: ç
              一見"c"のように見えるこの文字"ç" は、サ行の音を示します。
              後ろに"a"がついた”ça”はカではなく、”çu”は、”ço”はです。

              例えば日本語でいう、「ズボン」はポルトガル語で"calça"(カウサ)と読みます。
              "cal"がカルと発音しないのも、初見には難しいポイントです。
            • 例2:ã 
              この文字も一見"a"に見えますが、上に~のような記号がつくことで多少発音が変化する場合があります。

              例えば日本語でいう「明日」はポルトガル語で"amanhã"(アマニャン)と読みます。
              "a"よりも、少し語尾が伸びて、鼻にかかったアンという音を出すイメージです。
              ブラジルの最大都市、"São Paulo"(サンパウロ)もこのアクセント記号を使います。
              先ほどの"ç"も含んだ、bençãos(ベンサンス)という言葉は祝福を意味します。

              "ã"はアン、もしくはアォのような発音をするので普通の"a"のように発音しないことが注意点です。
            • 例3:ó と ô
              "ó"も一見"o"に見えますが、上に ' のような記号がつくことで発音が変化します。
              少し高いトーン口を大きく開け」の音を出すイメージです。

              例えば日本語でいう「最高」はポルトガル語で"ótimo"(オッチモ)と読みます。
              おばあちゃんはポルトガル語で"avó"(アヴォ)です。
              これも同様、発音のニュアンスとしてはア→ヴォ↗︎という感じでオは高めの音を出します。

              "ô"も"o"の上に^のような記号がつくので、発音を変える必要があります。
              低いトーン口をあまり開けずに「」を発音するイメージです。

              おばあさんではなく、おじいさんを意味する"avô"(アヴォ)はア→ヴォ↘︎と読みます。

            • 上の3つの例は、ポルトガル語で発音を間違いやすい文字の一部であり、その他にもまだまだたくさんあります。フランス語にも、"au"「 オ」、"ai" を「エ」、"oi "を「 ウァ・ワ」と読むルールや、"à "、"è"、" ù "、"œ"など様々なアクセント記号が存在します。

              バリエーションがあまりにも多く、細いニュアンスまで全てを網羅するには途方もない時間がかかってしまうので、今回は例で挙げた3つのアクセント記号を取り扱い、新しいデザインのプロトタイプをとりあえず考えてみようと思います。
          • あからさますぎないデザイン

            今回、構想を練る上で最も気をつけたポイントは、アクセントを分かりやすくしようとする意図が「あからさま」になりすぎないことだ。発音の明示化を露骨にした形の場合、デザイン性がなくなりダサくなってしまう上に、現地人が見て違和感を感じる場合もあるので実用性がなくなるように感じた。元々のファントやアクセント記号のデザインを尊重しつつ、分かる人には分かるあんちょこな装飾・変形でアクセントを明示化させることが理想である。ターゲットは日本人であるため、平仮名やローマ字読みを連想して作ったデザインが多い。
            • "ç"はサ行の発音を表す文字なので、"c"のしたにつく尻尾のような記号を"s"の形に近づければ、本来の発音がより分かりやすくなると考えました。イラレの"curvature tool"でアンカーポイントを足し引きし、"ç"の尻尾部分の形を変形させました。

              さらに代案として、"ç"の記号の曲線がひらがなの「さ」を反転したような形だと感じたため、下の記号のみを反転した文字も作ってみた。
            • "a"の上に付いている〜の記号部分の形が、ひらがなの「ん」の形に近いと感じました。だとすれば、その記号部分を「ん」に変えてしまえば、日本人がこれを見たときに「ア」ではなく、「アン」という発音のイメージが浮かびやすいのでは。

              helveticaのフォントをモデルに、新しいフォントを考えていたため、helveticaの"ã"の~の形に近い、"ヒラギノ角ゴ StdN W8"の「ん」を違和感のないように修正し、合体させてみました。
            • "ó"と"ô"で使われているアクセント記号は、言葉を発生する際のニュアンス・トーンの強弱・上げ下げが重要なポイントであるため、矢印記号(↑)を参考にした、▲のような目印を記号の先端につけてあげれば発音が分かりやすいと考えました。
          • このフォントを3Dにした場合:
            (レーザーカッター・3Dプリンター等で)

            ・教材用
            ・文字で遊ぶおもちゃ

            としての使い道があると考えられます。




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                ・教材用
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