対象者
手関節の可動域制限があり、手関節の自動運動を医師に許可されたかた。
作成に至った経緯
手の外傷後、手関節可動域制限がある場合は、早期より自動運動練習としてリストラウンダー(写真)が用いられる。今までは装具材料で作成していたが、PLAで出力することにより制作コスト・時間を削減することができると考えた。
どのように作成したか
①3DCADで円錐型のリストラウンダーを作成
②スライサーソフト設定後PLAにて出力
③ストラップをベルクロオスで固定し手部固定のベルトを作成
作成ファイル
リストラウンダー STL
リストラウンダー G-code
対象者がどのように変化する道具なのか
手関節の拘縮を改善するために、手関節を回旋しながら掌背屈・橈尺屈の可動域改善を促す道具。作業療法室や自宅に3Dプリンターがあれば、自主訓練用として自宅でリストラウンダーを使用することが可能となる。
使用方法
①拘縮のある手にリストラウンダーを装着する
②机上にリストラウンダーの先端を置き
③リストラウンダーを机上で回転させるように手首を回す。
https://youtube.com/shorts/Ammzo0Wd0Pc?feature=share