社会問題と現状
グリーンインフラについて
・グリーンインフラとは
自然環境のさまざまな機能インフラ整備などに活用することでその街と環境の両方を高める考え方
・活用例
(右の図を参照)
1.都会に自然を取り入れ
水害の防止
→都会に木を植えることで雨を降らせ河川にゆっくり流し込み自然の水循環を作ります。
ヒートアイランドの緩和
→木が日陰になり気温が高すぎることを防ぐ。熱中症防止にも繋がる。
2.自然に人工的に手を加える
荒れた森林の管理
→生物多様性の向上や山火事を防ぐ働きがある。間伐した木材を割り箸などに活用することができる。
自分が思う現状
木を植える活動はやり方を間違えれば意味がない!!
木が大きくなる前に枯れてしまったり大きく育たなければ環境に良いとは言えない。
例えば日光が当たらないことや土壌の質が悪いことがある。このようなケースはかなりあって(人が管理してない森などは木が枯れやすい傾向がある)、木を「植える」ボランチィアで終わりになっている場合が多い。
目標とテーマ設定
目標
・身近ではない環境問題について、ボードゲームを通して考えることができ、興味を持ってもらいたい。
・木をただ植えるのではなく、「工夫して植える」ためにはどうすればいいのかを考えてもらいたい。
・難しすぎず、簡単すぎず、できるだけみんなが楽しく遊べれるようなボードゲームを作りたい。
テーマ
「木を工夫して植えるにはどうすれば良いのか?」
メッセージ
・木を植えるだけでは環境によくならない、木が環境に影響するぐらいに育てるにはある程度の大きさが必要で、そのためにはそれらの木をうまく育てる必要がある。場所やみんなの協力がないと木が育たない。
・中高生で木を植えるボランティアをしている人はほとんどいない。 ゲームは間違えてもいい場所なのでゲームの上で体験して、実際にボランティアをするときに役立てて欲しい。
ターゲット
小学生から大人まで
誰が見てもわかるようにルール説明を詳しくする。
*プロトタイプの実施は中高生に限定する。
→身近でワークショップを開きやすい
ゲームの内容
これは4人で遊ぶボードゲームです。
君は木を植えるボランティアを定期的に行っている人です。
この世界ではずっと太陽が出ていて、木は水がなくても成長する世界です。
どうゆうゲーム?
日光にあたった木はもちろん成長します。僕はそれを可視化するために木の下にコインを積みます。このコインつまり木の成長度が一番多かった人が勝ちです。
ただし木が他の木を隠してしまった場合つまり日光が届かない木は成長しません。それは自分が植えた木でも相手が植えた木でも結果は同じです。なので欲張ると自分の木も育たなくなりますし、みんなで協力すると、最初にアクションを起こした人が勝ちになってしまいます。なので自分が木をどこに植えるかがものすごく大切です。
PvP?協力?
木を使って相手の木を妨害することができますが、先ほども述べた通り自分の木も成長しなくなります。
また土壌を良くすることができ、自分だけではなく他の人と協力してコインを使い肥料を買うことができます。これも自分と相手関係なく影響します。このようなアクションを取らないといけません。
ボランティアは企業なのが争い競争する場合が多いですが、ボランティア本来の目標は助け合うべきだと思っています。なので僕はプレイヤーにこのような行動を必ず取らせたいと思います。
必要な物と各駒の説明
太陽の駒:1個
最初からボードにセットして(イメージ図の半円の所)、1人のターンが終わった時に90度反時計回りに動かす。太陽の向きを全部アクションを起こそうとしているプレイヤーの目線と同じ方向になる。
太陽の光に当たった木は成長して、木の影に隠れた木は育たない 成長した木には木の駒の下にコインを積む(何枚かは↓で説明)
木の駒:4種類✖️9個
木の駒をボードに置くことで自分の木の影を使い他の木を隠したり、自分のコインを増やすことができる。
相手の木を隠す時は自分のコインの枚数がそのまま影のマスになる しかし影の中に入っても置いた木よりも高かったら(コインが多かったら)成長を妨げることができない(自分の駒相手の駒関係なく)
ex)コインの枚数が2枚だったら、影が届く範囲も2マス しかし影の中にいたとしてもコインが2枚以上の木を隠すことはできない。
コイン:4色✖️9個✖️4
最終的なポイントが一番多かった人の勝ち
ボード(土壌):2種類✖️4枚
イメージ図の黒い部分は1回太陽の光に当たるごとにコインを2枚積むことが出来、白い部分は1枚積むことができる。一つの駒につき最大4枚コインを積むことが出来、それ以上多くは積めない。
4分割された箱(土壌を改善できる肥料)
コイン6枚で土壌が改善される。コインを入れるタイミングはある人(自分でもよし)のターンが終わった時のみ 一気に6枚ではなくコツコツ貯めるのもOK 自分だけではなくみんなで協力してコイン6枚集めてもいい 4分割しているうちの一つ(イメージ図を参照)の土壌を選択し、そこにある駒に全て1枚プラスでコインをつける。
進行のやり方
ゲーム中(ゲームに関係がある話なら)好きなだけ話して大丈夫
相談や言葉で誘導し相手を負かすこともできる
進行
①じゃんけんをし、最初の人を決める、その人から半時計周りに1人1個の駒をボードに置く。太陽の設置は最初の人の手前の半円につける
②太陽の光が当たった自分の木の駒は自分でコインをつける (見落とした場合は相手は教えてはいけない)
③ボードが駒で全て埋まった時にゲーム終了
④ゲームが終わったら、最終的にコインが一番多い人が勝ち
ワークショップ
ワークショップでやるなら、1回目練習で2回目本番にします。 またゲーム終了後、感想や次回工夫したいことなども発表させます。
制作
駒作り
・6/5 駒のプロトタイプ一つ目を作った、土台が不安定で失敗した。反対にして作れば直ると思う。
・6/8 駒の1種類を9個作った。
今後の方針