思考過程
片手で傘を閉じることができる道具の開発
片麻痺の患者の方でも、自力で傘を閉じることができるような道具を開発しようと考えた。
片麻痺患者はどんな点が困難であるか
・傘を閉じるときにもう片方の手で傘を支えて閉じることができない。
・傘を閉じた後巻くことができない。
困難に対する解決案
・傘をさして支える役目の道具が必要。
・土台が動かないように、足で抑える部分をつける。
具体的なデザインアイデア
初期案
二つのパーツを使って様々な傘に対応できる自助具を開発したい
思考過程
初期案をもとにより使いやすい自助具になるように改善案を出した。
折りたたみ式の自助具も案として候補に上がったが、強度の問題が不安としてあったため断念した。
第1形態
傘がまわらない土台を作った
改善点
・足の踏み場がない
第2形態:設計図とプリントしたもの
足で抑えられる土台を作った
改善点
・両足で踏むと傘と服の距離が近くなるため、服が濡れてしまう
・足の踏み場が狭い
・雨で濡れると滑りやすい
・着られる服が制限される
第3形態:設計図とプリントしたもの
片足で踏める土台を作った
足で踏む部分に滑り止めをつけた
台の高さを上げた
良くなった点
・片足で楽に踏める
・服が濡れない
・足が滑らない
・台を高くして安定性が増した
工夫した点
・傘の露先の太さが傘によって異なる
→様々な穴の大きさのパーツを作成した
・既存の製品では服が濡れてしまうという欠点がある
→傘が服に触れないような製品にした
・デザイン性をつけた
→このアタッチメントの黒い球体の部分を将来的に人感センサー付きのライトに変更すると、夜などの足元が暗い環境でも使用することが可能になる。
→黒い部分は付け替えることが可能であるため、場面に合わせた機能を備えたアタッチメントに付け替えることも視野に入れている(具体例:重りなど)
最終形態:「かさとじ〜る☂️」
最終形態「かさとじ〜る☂️」
本体の裏に滑り止めを取り付けることで、さらに滑りづらくした。
使い方
手順1
傘の先端部分にパーツ1を取り付ける
→露先の太さによってパーツのサイズを変更することが可能
手順2
傘を本体の穴に差し込む。
手順3
片足で本体の足置きを踏み、片手で傘のネームバンド(留め具)を操り傘をとじる。