制作の目標

カテゴリー4 エンターテイメント部門への応募作品。テーマは「笑」ファブ。

笑いの種類はなんでもありのようで、人からも自分からも爆笑を取ることは難しい…ので
最終的な目標を「私が『にっこり』出来るものを作ること」に設定しました〜
果たして完成して達成感に一人にんまりできるのでしょうか。

なるべくつくりやすく

審査項目に思わず真似したくなる感染力があるかという項目もあり、
この制作ではMac、Windowsのどちらからでもすぐにダウンロードできる無料のソフトや、サイトを使ってデータを作っています。
つまり、出てくるソフトはほぼ誰でもダウンロードできるので、興味がわいたらPCに入れてみてください!

何をつくるか決める

身近にあって自分に寄り添ってくれるような何かをつくることができるといいかなと考え始めました。走って自分のところまで来てくれる扇風機とか、その回転で音が鳴るスピーカーか何かとか

ですが、始めるのがかなり遅かったため、複雑なことはできないぞと、ぐるぐる考えながら
他の用事があって来ていた100均の店内をうろついていると
ボタンを押しやすくる便利なスイッチカバーに目が止まりました。

電気のスイッチって毎日触れるからこれぴったりじゃないですか?
ということで、スイッチカバーを作ることにしました。
我が家の主要スイッチを改造していきます。

シールより一段階上の装飾を目指す

コンセントカバーに貼って何か動物の形に見えたりカバーの上に乗っているように見えたりするシールが販売していますが、3Dプリンタでオリジナルのカーバーが作れるともっと面白いものが作れるはず!

モチーフを決める

スイッチを押す動きから、左右、前後に動きが見られるものが何かないかなーと考えました。
スノボー、スケボー、カヌー、シーソー …
動かすことによって方向変換したり、舵が取れるもの…
動物なら海の生物?
いや飛んでで欲しいな
トビウオ?
トンボ?
スカイフッシュ??
なんかもっとしっくりくるものがあるはず…

(((((アノマロカリスだ!!)))))

洞窟探検や化石発掘などに小学校の頃から馴染みがあり、古生代の生物も大好きなので即決定でした。
泳いでるし飛んでるみたいで非常に優雅。
たどり着いた瞬間は感動がありました。

神秘的

電気のスイッチカバーを作るにあたって、壁に飾ることになるしエジプトの壁画みたいな神秘的なものがつくりたいと思っていました。(手をかざすとシュンシュン動く石版とかです)
アノマロカリス、どこまでも私のやりたかったことに応えてくれます。彼らとても神秘的ですよね。
自分の手でひれを傾けることによって、文明の力を手にいれる(電気がつく)遊びができます。

画像はSculptrisでモデリングしました。

オン・オフの動き

広げた翼のようなひれを波打つようにして泳ぐそうで
方向転換で傾いてる姿を表現できているといいなと思います。

ラフスケッチ

貝殻なんか背負ってたら可愛いいのでは

サイズ感の確認等、試し刷り

Fusion360を使い主にケースの内側のデータを作ります。
プリントし、ケースのサイズが合っているか確認しました。

最初、接続の部分は輪っかを借りにつけて高さの確認をしました。

結果

少し狭い模様

幅の再確認

以前出力したときのデータより、幅を0.5mmと、1mm増やしたサンプルを作りプリントしました。
どうやら1mm増やした大きさが丁度いいみたいです。

ジョイント部分を作成

横向きに出力して、少し歪んでしまいました。
が、サイズは問題ないようです。
縦向きに出力すれば滑りが良くなるんだろうけどケースにくっつけて出力するから時間がかかりそう。

データを作る!

Fusion360で作ったデータに、Sculptrisのデータをくっつけて作っていきます。
なかなかうまくいきません。
(一旦Meshmixerに移して穴を埋めて見たり…)
メッシュとボディをくっつけれるようになるまで相当時間がかかりまりた。初めてくっついたときの達成感は凄かったです、!

他には、SELVAというサイトを使って画像から3Dデータ作りました。白黒画像からあっという間に3Dのデータが作れてしまいます。
Illustratorなどで画像を.svgに変換してFusion360に取り込み、そのスケッチからボディを作ったりもました。

うまくいかなくてボツになったケース案

ゴージャス

サポート作り

Meshmixerを使って、取り外しやすいサポートをつけました。
データをインポートし、解析→オーバーハング→サポートの生成を押すのみ!簡単!

一旦.objでエクスポートし、Fusion360にインポートして微調節しました。(Meshmixer内で全て編集できるのかもしれませんがわからなかったので…)

ファブラボ山口にてAFINIA H480で、アノマロカリスのスイッチ部分をプリントしました。

黄色で出力したら…

ファブラボで黄色いフィラメントで試しに出力してもらったのですが、めちゃくちゃ可愛いので見てください。

出力と仕上げ

MakerBot Replicator 5th Generationでデータを出力してゆきます
なんと4時間半くらいかかりました。

表面の模様はフィラメントが糸を引いてデータでは何もなかったところにくっついていますが、意図してない形になって面白かったのである程度取り除いて、そのままにしてあります。
ゴールドのアクリル絵の具で仕上げました。恐竜とかの化石っぽい雰囲気になりました。


接着

100均に売ってあるスポンジ付きの両面テープで貼り付けます。

完成!


youtubeに動画を投稿しました!
なんとかうまくいってよかったです!

夜間飛行

夜道は危ない!
ということで、隊長らしくヘッドライトをつけるかと思いきや、
超越した存在のアノマロカリス先輩にそのようなものは必要ありません。目が光ります。

写真では分かりづらいですが、目に蓄光パウダーを塗ってあります。
暗くなっても何かあると楽しいですね〜(私は)
ヘルメット被ってても可愛いな…と思ったので今度出力してみたいです。