対象者
ALS患者で、両手の握力が0kgで握ることが出来ない方。指を伸ばすことや、手首を動かすことも難しい。このためスタイラスペンを把持することが困難だった。
目的
iPadや携帯操作をスタイラスペンを使用し操作できるようになること。
製作プロセス
スタイラスペンを把持・操作出来ない理由
握力が低下しているため、把持することが難しいため、中指と薬指の間に挟んで把持する。
しかし、それに加えスタイラスペンは細いためさらに固定がしにくい状態であった。
固定性だけでなく、操作性としても、iPad等に押し付ける力が逃げてしまいうまく力が伝わらず、スタイラスペンがずれてしまう様子が見られた。
モデリング時の考え方
まず、把持しやすい形状(あたっても痛くない)を検討した。その上で、操作時の力の加わる方向を分析し、力学が働く部分をサポートすることで、操作性が向上するようにした。
3Dモデル
スタイラスペン部品1
スタイラスペン部品2
成果
把持しやすいようにしたパーツと操作時の力を補助するパーツの2つを組み合わせることで、把持性と操作性が向上し、目的であったiPadや携帯電話操作が可能となった。また、持てるだけでなく操作性が向上したことで、iPadなどの使用が実用的で楽に行えている。
使用している様子
iPad操作の様子
スマホでゲームをしている様子