なんでパスタメジャーを作ろうと思ったか?

私たちは4人家族で、スパゲッティをよく食べます。
でも食べる量はみんなバラバラ。
なのでパスタを量るメジャーがあったら便利だなと思いました。
そしてどうせなら、量りやすくて、家族それぞれが食べる量をぴったり量れるメジャーにしようと思いました。
 家族で話し合ったところ、パスタをメジャーに入れやすいように、ロート型にしてはどうかという意見が出ました。そこで試しにペットボトルの上半分を切り取ってパスタを入れたところ、写真のように、スムーズに計量できることがわかりました。
 そこで、ロート型のパスタメジャーを重ねた、新しいパスタメジャーを作ることにしました。

設計

家族みんなでパスタを食べて、パスタメジャーの穴はどれくらいの大きさが適切か量りました。その結果、息子(1歳)は直径1 cm、娘(4歳)は直径1.4 cm、母親は直径2 cm、父親は直径2.8 cmの穴に通るパスタの量がちょうどいいとわかりました。各穴のサイズから、重ねたときにどういう形になるか見てみたときのメモが写真です。

Fusion360で3D作図

Fusion360を使って、先ほどのメモ通りに線を描きました。その後、5 mmの壁厚があれば壊れないだろうと思い、写真のように穴の外側に壁となる図を作成しました。その後、この平面から回転体を作り、パスタメジャーの原形にしました。なお左側に円が見えますが、これはパスタメジャー全体をフックに引っ掛けられるように輪をつけたためです。

3Dの調整

重ねたパスタメジャーの各パーツをそのままにしておくと持ち上げたときにバラバラになってしまうので、上下の段と連結できるようにしました。写真は三段目のパーツを上から見たところと下から見たところです。パーツの上側に溝(赤矢印)を作り、上の段の突起(青矢印)をはめ込んでねじることで、しっかりと固定できるようにしました。

3D作図完成

調整を合計5パーツ分行い、写真のようなモデルが完成しました。持った時痛くないように、角は丸くしてあります。

何色だと分かりやすいか考える

各パーツを何色にしたら分かりやすいか、紙に絵をかいて話し合いました。

色の決定

話し合った結果、一段目は黄色、二段目は青色、三段目は紫色、四段目は赤色、五段目は緑色が『それぞれのイメージに合った色で分かりやすい』ということになりました。

3Dプリンタで製造(外注)

私たち家族は3Dプリンタを持っていないので、shapewaysに3Dプリントを依頼しました。素材は『Strong & Flexible Plastic』です。

完成

届いた各パーツを組み合わせてみました。
5 mmの厚みがあるので、頑丈です。写真はフックに引っ掛けてみたところです。

STLファイル(一段目)

STLファイル(一段目)

STLファイル(二段目)

STLファイル(二段目)

STLファイル(三段目)

STLファイル(三段目)

STLファイル(四段目)

STLファイル(四段目)

STLファイル(五段目)

STLファイル(五段目)