必要事項(title, for whom, why)
Title:片手で簡単キャップオープナー
For whom:片手しかつかえない方、力をうまく使えない方(子供や高齢者など)
Why : 友達と片手ではできないことについて話したときに、友達にペットボトルのキャップは開けられないねと言われて確かにそうだと感じ、作ってみようと思ったからです。
How
5月に学校の近くにあるリハビリテーション施設へいき、そこの担当者から「自助具とはどのようなものなのか」についてくわしい説明を聞くことができました。そして、まずは片手ではできないことを想像してみると良いとのアドバイスをいただいたので、それについて考えてみることにしました。後日、学校で友達と片手ではできないことについて話した際に、友達にペットボトルのキャップは片手では開けられないねと言われて確かにそうだと感じ、実際に作ってみることにしました。
1回目の印刷
まず、キャップを開けるためのものとペットボトルを押さえる台を作りました。
イメージは1つ目の画像です。 2つ目の写真は実際に印刷できたものです。
キャップを開けるものについては、空回りしてしまい、キャップを回すことができなかったので、凹凸をつけることにしました。 また、台の方はペットボトルの形に合わせることが難しいと思ったので,それはなくても良いのではないかと考えました。
2回目の印刷
大きさがキャップに合いませんでした。あと1〜2mm大きくしたら入るのではないかと思いました。
3回目の印刷
凸凹の幅が大きいところと少ないところ、上からのものと下からのものを作りました。
どのような凹凸がキャップを開けるのに適しているのか模索した結果、写真の右のように、ペットボトルをつけた時に凸が上から下にかけて幅が小さくなるような形が適しているとわかりました。また、ペットボトルを上の方で持った時にうでの部分が短く、へこみをつけた方が良いのではないかと考えました。
4回目の印刷
学校の先生に試してもらったところ、簡単な力でもキャップを開けることができるとのことでした。また、うでの部分を上にしてキャップを開ける場合もあり、その際に反対側にも凹みがあった方が良いとのことだったので、次に作る時につけることにしました。
5回目の印刷
この形で前からも後ろからも押しやすくなりました。試してもらったところ、今までは、回した分、手も動かしてペットボトルをもちかえなければいけなかったので、親指だけで動かせるようにもした方が良いという意見がありました。そこで、キャップを取り付けるところに凹みを入れることにしました。
6回目の印刷
親指を動かすだけでもあけることができました。
また、うでの部分をまっすぐにしたものも作りましたが、試してもらった際に、人は握る時の動作の方が力を使いやすいということで、うでの部分は親指でも人差し指でもキャップを開けることができ、少し曲がっていた方が良いと分かりました。
これによってキャップを開ける際に、うでの部分を上にしても下にしても、親指を使っても人差し指を使っても、どのような使い方でも開けることができました。
STL
https://drive.google.com/file/d/1SgWlcYtXLnFvDw5dA8p-ccaJPP1M3SNt/view?usp=drivesdk
必要事項(Outcome)
片手しか使えない人や力の弱い人などが、ペットボトルなどを今まで「開けられない」 から簡単に「開けられる」に変化します。