【IoT Basic】液晶パネル

スマートミラーを製作するための液晶パネルを用意します。

液晶パネルは調べてみて、「SHARP 7" 高精細 IGZO LCD 接続キット for Pi」が良さそうだったので、IGZO LCDパネルを使用することにしました。

開発用のケース

開発時液晶パネルを保護するためにSHARP 7インチIGZO-LCD アクリルパネルキットも購入しました。

組み立て方の詳細は、「Raspberry Pi に小型LCDディスプレイをつなぐ 秋月電子通商7インチ1200×1920とアクリル・パネル」を参考にさせてもらいました。

Raspberry Pi 3と液晶パネルの接続

Raspberry Piをさわるのは初めてで、互換性がいろいろとありそうだったので、Pi 3 Starter Kit 32GB V2と、Bluetooth®3.0対応 折りたたみキーボード ケース付き、
3ボタン BluetoothR IRマウス [Sサイズ]-M-BT12BRシリーズを購入しました。

詳細は「Raspberry Pi 3BにIGZOパネルを接続」にまとめました。

Processing

「IoT Basic」で教わったということもありますが、もともと仕事でFlashを使っていて、使用感がFlashに近かったのと、Raspberry Pi用のソフトがあったので、ソフトウェアはProcessingで開発することにしました。

Leap Motion

Raspberry Piに直接接続できないので、使わないかもしれませんが、興味があったので、スマートミラーの操作にLeap Motionを試してみました。

詳細は「Raspberry PiでLeap Motionを使う」にまとめましたが、WebSocketサーバーを通してRaspberry Piからリモートで手の3D座標を取得し、スマートミラーを操作します。

ESPrDeveloper

IoT BasicでESPrDeveloperについて教わったので、ESPrDeveloperをWebサーバーにして、Raspberry Piに温度センサーと環境光センサーの値を渡し、表示しました。

ProcessingにTwitterを表示

スマートミラーの機能はこれから検討していく予定ですが、試しにTwitter APIを使ってProcessingでTwitterをのタイムラインを表示できるようにしました。

詳細は「Processing3でTwitter4J」にまとめました。

ここまでがIoT Basicでやったベースの動作テストになります。

【Fujimock Fes 2016】富士山セッション

Fujimock Fes 2016にの富士山セッションに参加、富士山嶺の森で木材(檜材)を調達してきました。

詳細は、「Fujimock Fes 2016」にまとめました。

木材の乾燥

鎌倉セッションまで木材を乾燥させます。急激に乾燥させると木材が割れてしまうので、風通しのいい日の当たらない場所で乾燥させます。

ファブラボ鎌倉 オープンラボ

木材で本格的な筐体を製作するのは初めてで、机上で設計していてもイメージが湧かず、ちょうどその頃ファブラボ鎌倉でオープンラボが始まったので、とりあえず筐体のプロトタイプを製作しました。

鎌倉セッション

Fujimock Fes 2016の鎌倉セッションに参加。オープンラボで製作したプロトタイプを改善しスマートミラーの筐体を製作しました。

フロントのフレームは檜材をCNCミリングマシンで切削し、他のパーツは市販の木材(合板)をレーザーカッターで切り出しました。


製材

富士山セッションで調達した木材(檜材)を製材してもらいました。

CNCミリングマシンで切削

CNCミリングマシンで切削作業を行いました。

CNCミリングマシンはクセがあり、何度か失敗して、結局鎌倉セッションでは切削できませんでした。

切削成功

翌19日、オープンラボの時間を使って、試行錯誤を繰り返してなんとか完成。
切削時間は4時間かかりましたが、いい感じです!

仕様の変更

Raspberry PiはRTC(リアルタイムクロック)の機能が標準装備されていないので、RTCモジュールを接続しました。

またIoT Basicでは、Leap MotionやESPrDeveloperなど外部機器と連携させる仕様で考えていましたが、スマートミラー単体で動くようにしたかったので、温度センサーをRaspberry Piに直接接続、またスマートミラーの操作を小型コンデンサーマイクを使った音声認識に変更しました。

詳細は「Raspberry Pi 3BでRTC」「Raspberry Pi 3Bで温度センサー」「Raspberry Pi 3Bで音声認識」にまとめました。






塗装と組み立て

檜材は合板と違い、節があるため、レーザーのパワーを強めにしないとカットしきれず、どうしても焦げ目ができてしまいます。また、前面のフレームはCNCミリングマシンの加工範囲の関係で1枚で切り出せずつなぎ目ができてしまい、無垢のままで綺麗にデザインできなかったので、塗装することにしました。

塗装

塗装はインターネットで調べて、オイルステインとBRIWAXを使用しました。

内部組み立て

継続して開発していきたいので、IGZO LCDパネル、Raspberry Pi、センサーなどは取り外しできるように、ネジで固定できるようにしました。

ミラー部分組み立て

光が漏れないようにIGZO LCDパネルの液晶画面の周りに黒い画用紙を貼り、前面のフレームにマジクミラーをはめこみました。

完成

いろいろと失敗もしましたが、試行錯誤を重ねてスマートミラーの完成です!2016年4月1日横浜で行われた発表会の資料は下記にアップしました。

Fujimock Fes 2016発表資料