FabLoggerケース

ロガーを入れるためのケース。
千葉君が作ってくれたもののデータはこちら。

ポイント:
〇 ボタン電池の+極がツメのような役割を果たす。
× 上下をはめ込んでしまうと取り外しづらい
? 3箇所の小さな穴は、スイッチと照度・温度湿度センサーのためもの。これらがちゃんと想定通りの機能を果たすか検証する。

くくりつける版

他のものにくっつけやすいように輪っかを付けたもの。
Rhinoのライセンスが切れてしまったのでFusionです。

実践編

3つのパターンで試してみよう。
調査項目は以下の通り。

1. 測定目的
2. 測定内容説明
3. 測定結果・考察
4. 測定期間
5. 使用したセンサ
6. センサID
7. 設定値1:測定インターバル
8. 設定値2:測定点数
9. Count (実際の測定点数)
10. 電池残量
11. FabLoggerの改善要望
12. FabLoggerを組み込んだ使用状況の写真など

①冷蔵庫

1. 測定目的:冷蔵庫内の温度湿度測定
3. 測定結果:冷蔵庫
4. 測定期間:2日
5. 使用したセンサ:温度・湿度・Lux
6. センサID : 0xF5EBB5C6E138
7. 設定値1:測定インターバル : 1hour
8. 設定値2:測定点数 :48
9. Count (実際の測定点数):48
10. 電池残量:-> 91%

②屋外

1. 測定目的 :屋外の温度湿度明るさ計測
3. 測定結果:屋外
4. 測定期間:2日間
5. 使用したセンサ:温度・湿度・明るさ
6. センサID : 0xF8EA1B26FF86
7. 設定値1:測定インターバル  1hour
8. 設定値2:測定点数 - 48
9. Count (実際の測定点数)48
10. 電池残量:-> 99%

③スリッパ

1. 測定目的:運動量と時間の測定
3. 測定結果・考察:スリッパ
4. 測定期間:2日
5. 使用したセンサ:加速度
6. センサID:0xE73BA452E5F5
7. 設定値1:測定インターバル:10s
8. 設定値2:測定点数:17280(2日間)
9. Count (実際の測定点数):17280
10. 電池残量:-> 98%

データ採集

〇2日間程度の測定だとバッテリーの減少がほぼない。

〇スリッパに着けたものより冷蔵庫に入れたもののほうが減少率が高いのは何故だろう?

要望

〇大きいデータをダウンロードするとき、やや画面が邪魔かもしれない。アラート画面をドラッグできるor背面に移動できると嬉しい。

〇IDが一見して分かりにくい。短縮or名前付けができると楽?

〇CSVデータにカウント数が表示されていてほしい。「何カウント目の値が~」といったやりとりをするため。

〇記録開始時にバッテリーの残量をCSVに書き出す

CSVデータ

冷蔵庫
屋外
スリッパ

スリッパのロガーのエラー

スリッパに着けたロガーの結果を見ると、
ある地点で全ての値が固定されてしまっている。

外部から何らかのショックを与えてしまった?

エラー箇所の検証

同じロガーで再び計測を行うと、
今度は加速度センサーだけが正常に動かない状態であった。

Temp,Humid,Luxは清浄に動作している様子。
なんで初回は全部固まってしまったのだろう?
計測を再開するときにセンサーのリセットがかかる?

センサーの露出による測定値の差

看護ゼミで結果を発表したとき、
そもそもセンサーの値は正しいのか?と質問をうけた。

スリッパのエラーもあったので、とりあえず3つ似た条件で同じ長さで計測してみる。袋に詰め込んでリュックに入れて持ち運んでみた。

1. 測定目的:センサー露出による差を計測する
3. 測定結果・考察:元冷蔵庫, 元スリッパ, 元屋外
4. 測定期間:3時間
5. 使用したセンサ:すべて
7. 設定値1:300s
8. 設定値2:36
9. Count (実際の測定点数):36

結果

やはりそれぞれ温度や湿度に差がある。
どの状態が実際の値に近いのか、恒温槽を使って計測してみたい。

スリッパロガーのリベンジ

外部からの衝撃でセンサーが壊れてしまったのかも?
という懸念から、緩衝材としてFABRIAL-Rを用いることにした。

FABRIAL-Rの出力

久々に触るので緊張。エクストルードのスピードを超遅くしたら安全に出たけど、これは要調整だろうな。

Z三階のMF-2200Dで出力。
Slic3rのコンフィグはこちら MF-2200D_FABRIAL-R

初期条件

F22AF15072C9
Measure Interval : 10s
Measure Sample: 8640
Battery : 98% -> 97%
計測結果1

またしても同じようなエラーが…

ガガーン
再度行ってみるも、再びアクセルだけ死んでいる様子
その後の計測

外環境の計測

FabLoggerの覆い具合でどれほど値が変わるのかを検証するため、ほぼむき出しのモノと千葉くん製ケース入りのものを同条件で動かしてみることにする。

自宅の軒先で計測するため、100均で買ったタッパーに超音波カッターで空気穴を開け、このなかにロガーを2つ入れて計測してみる。

初期条件

Interval : 1hour
Measure Samples:24
ケース入 0xF8EA1B26FF86 - Battery 99%
はだか  0xF5EBB5C6E138 - Battery 91%

一瞬で計測が終わってしまった件について

Intervalを3600s(1時間)、かつSampleを24回にしたのに1時間も経たずに終わってしまったぞ。

5/14 0時ごろから計測を始め、0時34分になる前に計測が終わってしまった。
はだか ケース入り

アプリケーション上では齟齬がないように見受けられるが。RX Timeだからドングル側の理解?

CSVファイルの中身

CSVファイルの中身をのぞいてみる。

インターバルの設定は画面上だとしっかり3600sになっている。タイムスタンプの[秒]はすべて21で固定されているので正しい。時間だけがすごい速さで流れている?

再計測 そして再エラー

05/14 00:45ごろから同じ条件で二つのロガーで計測を行うと、またしても1時間立たないうちからカウントが増加していた。

アプリケーションから確認すると、およそ1分経過するごとにカウントが1増加している様子。1分と1時間を勘違いしている?

初期条件2

時間と秒数が怪しかったので、サンプルの数を減らしてみる
Interval : 1hour
Measure Samples:23
ケース入 0xF8EA1B26FF86 - Battery 98%
はだか  0xF5EBB5C6E138 - Battery 91%
が、これもダメ。。。前回大丈夫だった48回にしてもダメ。

これはロガー側のファームの問題だろうか?
Intervalを10sにしたところ、正常にカウントが増えていった。

初期条件3

Interval : 30min
Measure Samples:45
ケース入 0xF8EA1B26FF86 - Battery 98%
はだか  0xF5EBB5C6E138 - Battery 91%

Intervalを30minにしてみてもカウントがグングン増えていく。他のロガー(0xCF1CB3E60DB7)で調べてみても同様。60min = 60sec になっている感じ?

初期条件4

その後も何度か数値を変えてテスト。

5min = 300sの10回計測=50minは 3min = 180位で終わった。。。
一回パソコンを再起動してみる。
1minutes × 5回 は正常に動作。
5minutes × 2回 はすぐに終了。
よくわからん!

初期条件5

1min以下しか正常に動作していないようなんので、仕方なくそれに合わせてみよう。
Interval : 1min
Measure Samples:1300
ケース入 0xF8EA1B26FF86 - Battery 98%
はだか  0xF5EBB5C6E138 - Battery 91%

計測結果1

ケース入2 0xF8EA1B26FF86 - Battery 98% -> 99%
はだか2  0xF5EBB5C6E138 - Battery 91% -> 89%

計測結果2

ケース入 0xF8EA1B26FF86 - Battery 99% -> 99% データ
はだか  0xF5EBB5C6E138 - Battery  89%->89% データ