Metasequireを起動する

ソフトウェアは公式サイトよりダウンロード可能(Win/Mac)。

今回は有償版を利用します。

「初心者」モードを解除する

Metasequireには機能に応じてモードを選択することができます。

最初は「初心者」に設定されており、多くの機能が制限されているため、画面左上の欄より「モデリング(アイコン)」などに変更してください。

3Dモデルを挿入する

画面上部のメニューから[ファイル]→[オブジェクトの挿入] を選択し、任意の3Dモデルを選んでください。

※無償版ではmetasequire以外の3Dモデルのインポートを行えません。

画面の動かし方

マウス右ドラッグ:画面の回転
ホイール回転:ズームイン/ズームアウト
ホイール押しながらドラッグ:画面の平行移動(パン)

メッシュの数を減らす

画面上部のメニューから、
[オブジェクト]→[頂点数を減らす]を選択します。

数値設定

対象となるオブジェクトを選択したのち、
・アルゴリズム = [頂点数を指定]
・削減後の頂点の数 = 20000以下
に設定し、メッシュ削減を実行して下さい。

パーツを抽出する

取り出したい部分を選択していきましょう。

左メニューの[選択]→[ブラシ選択]を選んでください。

ブラシ選択

[ブラシ選択]の状態では、左ボタンを押しながらドラッグした場所だけが選択されます。

抽出したい箇所をドラッグして選択しましょう。

選択部を新しいレイヤーに移動する

[選択部処理]  → [面を新規オブジェクトへ]

オブジェクトの表示を変更する

抽出に成功すると、選択部分が新しいオブジェクトとして切り離されます。

今までのオブジェクト(今回であればobj3)が必要なければ、目のアイコンをクリックして非表示にしておきましょう。

不要部分の消去

画面は抽出後のオブジェクトです。

意図しない部分が選択されている場合は、適宜消去して綺麗にしていきましょう。

動画

・範囲選択
・ブラシ選択
などで不要な部分を選んで適宜Deleteしていきましょう。

厚みをつける

この状態のモデルは表面(サーフェス)しかない状態です。3Dプリントできる形状にするためには、中身も定義された立体(ソリッドモデル)にしてあげる必要があります。

今回はサーフェスに厚みをつけてソリッドにしていきましょう。

抽出部分を全て選択したのち、上部メニューから [選択部処理] → [厚みをつける]を選択してください。

詳細設定

厚みの幅や押し出す方向を設定できます。

今回は2mmの幅で後ろに押し出します。

厚みのついたソリッドモデル完成!

このように厚みがつき、ソリッドモデルとなりました。

これでひとまず3Dプリント可能な形状になりました。

ボクセル化する

さらにMetasequireの[ボクセライズ]機能を利用すると、ソリッドモデルの調整が行いやすくなります。

上部メニューから[オブジェクト]→[ボクセロイド]を選んでください。ボクセロイドの解像度指定を求められますが、256以上が適当でしょう。

ボクセルの調整

ボクセライズが終了すると右のような画面になります。ボクセル化されたモデルを基に、

・拡張
・収縮
・細い場所の補強
・中空の生成

を行うことができます。便利ですね〜!

調整が終わったら、[ポリゴン再変換]をクリックしてから元の画面に戻りましょう。

名前をつけて保存

最後にファイルを書き出します。

上部メニューの[ファイル]→[名前をつけて保存]から、任意の形式でファイルを保存してください。

stl形式などで書き出す場合、[可視オブジェクトのみ]にチェックを入れると、画面上に見えているオブジェクトだけを出力することができます。