CTデータの読み込み

CDをパソコンに読み込み、中身を丸ごと移します。
DICOMファイルの他に、Windows対応のビューワーも同梱されています。

OsirixLiteでDICOMデータを読み込む

あらかじめ、Osirix Liteをダウンロードしておきます。

Osirix Liteを立ち上げ、左上の「読み込み」をクリックし、
先ほど保存したデータ内の「IMAGES」フォルダ自体を選択して「開く」を押してください。

「リンクをコピー」と「ファイルをコピー」

「リンクをコピー」
→ その都度PC内の画像がある場所へアクセス。
  フォルダの位置が変わると読み込めなくなる(右の画像)。

「ファイルをコピー」
→ 画像を丸ごとOsirix Liteに読み込む。

プレビュー画面

読み込みが成功するとこのような画面になります。

右下の画像の上でスクロールすると断面を変更できます。また、左クリックしながらドラッグすることでコントラストを変更することなどが可能です。

DICOMを3Dデータに変換する

プレビュー画面で[患者氏名]または任意の画像をダブルクリックすると、画像が全画面表示になります。

[3Dビューワ]を選択

画面上部のメニューから[3Dビューワ]を選び、クリックしてください。

[3Dサーフェスレンダリング]編

ここでは、[3Dビューア]内の[3Dサーフェスレンダリング]を選んだ際の操作を説明します。

サーフェスの生成

[3Dサーフェスレンダリング]を選択すると、画像のような設定画面が現れます。

以下の設定を任意で変更したのち、[OK]を押すと3Dのサーフェスモデルが生成されます。

解像度

解像度:3Dモデルの解像度を設定します。

- 間引き処理:数値が大きいほどメッシュが減ります。 
- 平滑化:回数が多いほど滑らかなモデルになります。

第1サーフェス

デフォルトで第1サーフェスにチェックが入っています。

[ピクセル値]を調整することで、取り出す形状が変化します(しきい値のようなもの?)。

プルダウンメニューから皮膚や骨を選ぶと、その部分が3Dモデルとして取り出されます。

第2サーフェス

任意で第2サーフェスを設定することもできます。

なお、第1・第2サーフェスともに色と透明度を設定することができます。画像は皮膚のサーフェスをオレンジ色にし、透明度を50%ほどに設定したものと、白い骨のサーフェスを重ねたものです。


3Dデータの出力

上部の歯車アイコン[3D-SR書き出し]をクリックすると、現在のモデルを3Dデータとして出力することができます。

.rib / .vrml / .iv / .obj / .stl の5種類から、任意の拡張子を選んで書き出しましょう。

(設定の変更)

 上部メニュー[サーフェス設定]をクリックすると、最初から設定を変更することができます。

[3Dボリュームレンダリング]編

ここでは、[3Dビューア]内の[3Dボリュームレンダリング]を選んだ際の操作を説明します。

ボリュームモデルの生成

[3Dボリュームレンダリング]を選択すると、自動で右のような画面に移行します。

マウスの左右クリック + ドラッグでモデルの回転・拡大などが可能です。

ボリュームモデルの裁断

[裁断]を押すとモデルの上下左右前後に緑の制御点が現れ、ドラッグすることで任意の断面を抽出することができます。

裁断のデモ

このような具合で裁断でき、自由な位置で断面を覗くことができる。

書き出し?(試行中)

たとえば心臓の部分だけを裁断で抽出してみた。

その後、[DICOM形式での書き出し]を行ったが、そのデータからサーフェスモデルを生成することはできなかった。