誰のために製作したか
唾液を飲み込むことが難しい方は、低圧持続吸引器を使用している場合が多い。
このような方は、外出時などにおいて、その固定方法に困ることが多い。
唾液を溜めておく容器が倒れると逆流し壊れる可能性がある。
車椅子やバギーに設置しやすくすることは、対象者の外出しやすくすることにもつながる。
製作:作業分析
医療的ケアが必要な方は、低圧持続吸引器の他にも、吸引器、人工呼吸器といった用具がたくさんある。
そこで、低圧持続吸引器一式を手提げバックなどに入れておけるようにする必要がある。
3Dプリント
携帯用の低圧持続吸引器の本体、容器2つが収納できるようにモデリングを実施した。
フィラメント:PLA
ベース
自助具全体像
生活の中における利用者の声
これまでは容器を傾かないようにどうしよう、どこに置こうなどと悩むことが多かったが、これは準備から設置までが容易になった。