どんな楽器にしようか
"Sounds FABulous!"...とても愉快な、楽しい、あっと驚くような...でイメージしたのはラテン系の音楽です。ラテン系音楽で使われている楽器といえば打楽器....中でも「ボンゴ」の印象が強いと思います。・・・ということで、でボンゴを電子工作で作る、しかも手を大きく動かすことで音が出るような、演奏する動作もカッコいい楽器を作ろうと考えました。
回路構成
・CPUは距離センサーからの出力電圧を検出するADC、音を発生する為のオーディオ用DACを内蔵している
dsPIC33FJ64GP802
のDIPパッケージを使用・
・距離センサーは赤外線タイプの
GP2Y0A21YK0F
を使用
・電源は将来の電池駆動も考慮し、消費電流が少なくなるように9Vから5Vへの変換にDC-DCコンバータ
NJM2374A
のDIPパッケージを使用。
・スピーカーを鳴らすためのパワーアンプ
TA7368
・プッシュスイッチ
8R1021
・オペアンプ
NJM4580
・電源平滑用にトランジスタを使用。
2SC2655
・CPUの電源3.3Vは5Vから変換
uPC2933A
回路図
回路図は"Memos"に載せてあります。
3Dプリンタを使って筐体製作
使用3D-CAD
123Ddesign
使用3D-Printer
XYZprinting,Inc. da Vinci 2.0A Duo
123Ddesign用ファイル( 123dx , stl )download
http://www13.plala.or.jp/circuit-labo/
123Ddesign用ファイル( 123dx , stl )download
プリント基板製作
使用基板CAD:プリント基板エディタ PCBE
基板加工機
MITS Autolab
PCBE、ガーバーファイル一式download
http://www13.plala.or.jp/circuit-labo/
PCBE、ガーバーファイル一式download
fab2018.pcb:今回製作に使ったPCBE用ファイル
fab2018_fix.pcb:今回見つけたミスを修正したPCBE用ファイル
以下、fab2018_fix.pcbのガーバー出力ファイル
fab2018_gk.dxf:外形
fab2018_hl.dxf:孔
fab2018_pt.dxf:パターン
gout.lst:リスト
ファームウエア作成
使用言語「C」。コンパイラ環境
microchip MPLABX IDE
距離センサーからの電圧をCPU内蔵のADCで検出。
検出した電圧の変化によって演奏者の手が近づいた事を判断し、サンプリング音声データーをCPU内蔵のDACで再生スタートします。また、距離によって再生スピードを変えて音程を変化させています。
音声データーのサンプリングはパソコンにマイクをつなぎ、
INTERNET Sound it! 3.0 LE
とういソフトウエアで録音し、wav形式のファイルを作り、音声データー部分を抜き出しました。録音フォーマットは、8kHzサンプリング、16ビット、モノラル。
書き込みファイルdownload
http://www13.plala.or.jp/circuit-labo/
にCPUに書き込むファイルを置きました。
書き込みファイルdownload
このファイルをダウンロード、解凍してできるhexファイルを
microchip MPLABX IPE
と書き込みアダプター、例えば
microchip ICD3
を使って書き込んでください。
筐体に組み込んで完成
1台目の試作基板を黄色の筐体、2台目の加工機で作った基板を青色の筐体に組み込んで2台完成!
Memosも読んでください。
いろいろ試行錯誤して作りました。Memosも読んでいただけると、うれしいです。