化石をスキャンした

Artec社の3DスキャナArtec EVAを使用して化石をスキャンした。照明を調整して映りやすくした。複雑な形をしているので、化石の置き方を変えたり、いろいろな方向からスキャンしたりした。

スキャンデータの編集をした

Artec社のソフトウェアArtecStudioを使ってスキャンデータの編集を行った。

ゴミ取り

複数のスキャンデータからゴミ取りを行った。
化石を置いていたテーブルなどの化石以外の部分(ゴミ)を削除した。

位置合わせ

複数のデータの中で共通する部分がちょうど重ね合うようにデータの位置を調整した。

もう一度スキャンした

位置合わせをしたデータと実物の化石を見比べてスキャン出来ていない部分のデータを得るためにもう一度スキャンを行った。
ここで得たデータも同様に、ゴミ取り、位置合わせを行った。

メッシュ化

複数のデータをつなぎ合わせて一つのメッシュデータにした。(自動処理)

3Dプリントするためのデータ修正

Materialise社のソフトウェアMagicsを使用してデータの修正を行った。

穴埋め

立体データの穴埋めを行い、3Dプリント可能な状態にした。

分割

3Dプリンタの造形エリアに収まるサイズにするためにデータの分割を行った。

中空化、抜き穴作成

データの内部を中空にして、抜き穴を作成した。こうすることによって内側の材料を取り除き再利用できるため、材料の節約になる。

レプリカの作製

3D systems社の石膏パウダータイプ3DプリンタProJet460を使用してレプリカを作製した。

造形物の仕上げ

造形が終わったら、周りに付いた粉を取り除いた(デパウダー)。
その後、アロンアルフア201を含浸させた。

分割パーツの接着

分割して作ったパーツを接着し一つにした。