3Dデータの作成

切削を行いたい形状の3Dデータを用意します。
SRP Playerを使いたい場合はSTL、
Fusion360の場合は、CAMモードから作成する。

機械のセットアップ


電源の投入

後ろの素電源スイッチを入れる
基本つけっぱなしでよい

緑の電源ボタンを入れる

イニシャルが始まって、セットアップできる

赤いボタンで緊急停止(使ったら後でひねって引く)
点滅が終わったら多分イニシャル完了

注意)切削中に蓋を開けても緊急停止になる


材料の固定と原点設定

「VIEW」ボタンで座面が手前に来ます。
橙ボタンでドリル上下します。(基本的に後述のVパネルで操作する)
通常、ステータを入れます。


ステータの設置

大きさ:ワークテーブル同等、やや小さめ
厚み:数ミリ程度
素材:硬いもので、ミリングで加工しやすい(MDF5.5がおすすめ)

面だしをする
出来るだけ大きなミルで削る チャンクΦ6~Φ10くらいが妥当

加工ソフト(SRPプレイヤ:パス生成用)のオプションに、面だしがある
・材料を選ぶ(気)
・ミルを選ぶ(スクエア)
・集会方向 アップカットでOK
・面だし量深さ0.4㎜くらいがよさげ

・原点設定のあとVパネルを立ち上げる

加工開始
確認後面だし開始

ミルは半分オーバーラップする

Vパネル

ユーザー座標系やミルの位置を調節できます。

・原点の設定
ユーザー座標系を変更するときは、一番上のタブ 「ユーザー座標系」を選ぶ

機械座標系とユーザー座標(こっちを指定してやる)がある。
ジョグモードの操作ができる。


材料の固定

あらかじめ素材の上面に真ん中が分かるようなしるしをつけておくとよい

ステータへの固定は、両面テープがおすすめ
テープは重ね張りしないように。
隙間は少し空いていても良い。

強力なもの(粗面用)を推奨

再びVパネル

面だしをする

まずステータの真ん中を決める(面の中心)
機械座標系がおすすめ

ジョグモード(手動モード)
連続:低速・高速でミル移動スピードを変更する
離散:ステップ 1ステップは、 0.01㎜

上もユーザー座標系に戻る

基準点の設定
ユーザー座標系の設定

1、XY座標を決める
ドリルをジョグモードで動かして、(真ん中)→設定
2、Z座標を決める(センサーを使ってZ原点を設定)
自動検出装置を使う(なければ目視)
あらかじめドリルをかなり下げておいて、「検出開始」(通電)
このときユーザー座標系のz原点が決まる(面の表面に自動的に決まる)

面だしと素材の切削の違いは、ツールパスがあるかどうか



SRP Playerを利用した切削パスの作成

ファイルを開く

右側のナビゲーションウィンドウに従っていけばOK

データの修正

1、データの大きさと向きを調節する
倍率
向き(回転軸と回転角を決められる)
見た通りの上の面をどの向きにするかを決める

2、やりたいことをきめる
ラフカットか、精密なカットか(オーバーラップの量が変わる)
曲面が多いか、平面が多いか(機械が選ぶミルが決まる)
被切削物が円柱か直方体なのかを決める。
表だけか、裏面も削るか(裏面も削る場合は、固定用のピンも必要になる)
まず、表だけ


3、切削データを作る

切削データをつくる
・素材を選ぶ
・素材の大きさを選択する
・モデルの配置を決める(上面、真ん中、底面のどこに作るか)(切り出したいなら「底面に寄せる」)

「編集」(どんな順番で何を機械がやろうとしてしているかがわかる)
ここは、まずその通りにやってみて、跡で個々をこうしようとか、経験を反映させるための場所である。
ドリルの種類や径がここで勝手に決まるので、確認する。
特に、「型枠」ここで、チャックと素材の干渉などを回避するための隙間の幅やテーパなどを調節する。
「編集」した後は「切削データ作成」を押す。
*ドリルの径はRで表示されるので注意

4、仕上がりの確認

穴が開いているか、輪郭がちゃんと切れているかなどを確認する。
加工時間もここで確認できる。

5、切削開始

「切削開始」ボタンの後、設定したユーザー座標系が、素材のどこに位置するのかを機械に教えるステップがある。

Advanced: Fusion360を利用した切削パスの作成


切削と後始末

パソコンの表示で「ミルを交換してください」と表示される。
そのタイミングでカバーを開けて、ミルを交換する。

コレットの締め過ぎに注意する。