とりあえず試作
ロケットの形のモデルを製作し,1mぐらいから落下させて見たところ,卵は割れた。
卵は割れるものなんだと思った。
ロケットにネットを追加したモデル
ロケットの先端とネットにTPUを使い,外装をPLAで製作したモデル。
ネットの試作
線の太さや厚さでネットの硬さをテスト
ネットで卵を挟み込む
弾頭型
接合部の噛み合わせテスト
2パーツの組み合わせ部の設計を行った。
回す時の引っ掛かりの爪の大きさの工夫や,2つを合わせた時に組み合わさりやすいように面取りをした。
本体が壊れる
正しく真下に落下せずに,斜めや横向で落下した際にはPLA部品の破損が見られた。
壊れないように強く作るか外側に緩衝材をつける必要がある。
ネットが破ける
正しく真下に落下した場合に全ての力がネットにかかり,簡単に破けてしまった。ネットの形の再考察をする必要がある。
ウイングも割れる
一度落下させて跳ねた時にウイングが地面に当たると衝撃で簡単に破損した。
ウイングをPLAじゃなくてTPUで作ることにより,落下毎の破損を防げると考える。
最終形態製作
接合
パーツをはめ込み式で製作するとどうしても接合部の強度が低下してしまう。そこで別に作ったパーツをはめ込んだ後で蓋をするように3Dプリントすることで強度的な問題が解消される。実際に何度か落下実験をした際も接合部以外の場所で破損が見られた。
組み付け
PLAの外装にTPUの柔らかさを利用してウイングやクッションを組み付ける。取り付け取り外しが比較的容易で,接合部だけTPUで後から3Dプリントできるので様々なウイングの検証をしたりするのに役立った。
まっすぐ落下させるために
まっすぐ落下させるために3つの工夫をした。
1つ目はウイングをつけるということ。ウイングをつけることで落下時に受ける風から姿勢を保つ。
2つめは落とし方。まっすぐに落とすためになるべく中心部をつまめるように工夫したウイングを製作した。中心から離れた場所を持って落とそうとすると斜めになる確率が高い。
3つ目は重心だ。PLAの外装を下に行くほど充填率をあげてプリントすることにより,なるべく下の方に重心が来るように工夫した。下のパーツの強度を強くすることで,落下の際の破損も防げる。
検証動画
9.5mを成功した。
今までの製作で生まれたモデルたち
テスト動画の一部
20171017 9.5m test
ウイングをTPUで製作したバージョン。落下の衝撃で割れることがない。
9.5mから下に投げつけるテスト
9.5m以上の高さからテストができなかったため,下に投げつけてみた。