まずはブレスト
今回考えるのは鍋を振ったり、汁物を器に移す作業をもっと簡単にするツール。
最初に提示された案
フライパンや鍋をいかに回転させずに調理した中身を器に移すかが論点に。
スイッチを押すと鍋の底がぱかっと空いて中身が落ちる(危ない)
滑車と紐で湯がくマシーン
フライパンをスライドさせ、斜めに傾けるトレイ×2
そこからブラッシュアップ
(底がカパっと空くパターンは実現性と危険度の観点から速攻でナシになりました。)議論の末、手首を返さずにフライパンをひっくり返すギミックを作ることに決定。早速、手を動かしてプロトタイプ(のプロトタイプ)を作ることに。
(プロトタイプの)プロトタイプの完成
手首を返さずに重たい鍋やフライパンをひっくり返す機能がついたまな板のプロトタイプを作成、3枚の板を利用して、右側のタブを持ち上げるとまな板に載った食材を調理器具に入れることができて、調理器具を置いた状態で左側のタブを持ち上げると傾けることが(理論上)可能なツールのプロトタイプができました
と思いきや…
調理器具をひっくり返すのが難しいなら、本当のストレスポイントになっている「どうしても器に移したい、少しだけ調理器具に残っているお汁や炒め物」を移すことを第一優先に考えて、おたま(レードル)の進化系も考えてみました。
データも作成してみました
Sukui-no-Te
※出力してみるとちょっと内円がゆるいのと分厚さが気になりました。また、スープがもう少し入りやすいように湾曲させるとなお残滓がすくえる確度が高くなると予想されます。
プロトタイプづくり
アイディアをそこそこブラッシュアップしたところで、もう少し本格的にプロトタイプづくりを実施。
手首を回旋させることなく鍋やフライパンを傾けるギミック
まずは、鍋やフライパンを載せる板を作成。滑り止めを付けて調理器具が落ちないように工夫してみてみる
具体的にイメージするために小道具を作成
もう少し具体的にイメージを膨らませるために、まな板の上に載せるフライパンを作成。雰囲気を出すために目玉焼きも作ってみました
工夫した点
EZ Slider
まな板で切った食材をそのままフライパンや鍋にスライドできる
調理後、フライパンや鍋をスライドして載せ、高さを調節することで傾斜がつき、器へ移す作業が楽になる…想定
Sukui-no-Te
シリコンのカバーをおたまにかぶせることによって鍋やフライパンの曲面にフィットするので、調理器具の底に残ったスープや具材をしっかりキャッチすることができる
目指せ鍋底Zero式SDGs!
Next Action
EZ Slider
力を使わない高さ・角度調節の仕組みを考案する
Sukui-no-Te
おたま持ち手の形状を最適化する