はじめに
今回の課題に行き着くまでの経緯
最初に感じた課題
最初私たちは鎌倉が日帰り観光地であることから夜間に営業している地元の飲食店は盛り上がっていないのではないかと課題設定をした。
その課題が本当なのか、またそもそも課題であると捉えられているのかを確かめるために実際に2店舗にインタビューを行なった。
その結果、電車の終電時刻の関係などから観光客はいないものの地元の人たちが盛り上げて活気に満ちていた→地元の飲食店はとても魅力的でそれぞれがコンテンツとなりうると考えた。
そこからこの魅力をもっと多くの人に知ってもらいたいと考えた。
→しかしそれは自身の応援したいという願望であり課題ではないと判断し、もう一度テーマ設定を練り直すことにした。
新たに見つけた課題
上記の過程の後、鎌倉は移住してくる人がとても多いということに気づいた。(FABクエストの方たち、自身の担任も移住した経験があった!)
しかしインターネットなどで移住に関するものを見ていると、移住したものの続かずに諦めてしまうケースも少なくないことがわかった。
→そのため飲食店という地域の人たちがつながる場所を活用し、移住者が鎌倉に居続けられるようにしたいと考えた。
課題解決のためのモノづくり
共通点が可視化されたデバイスを作ったら話すきっかけになるのではないか
モデリング
m5stack
を2つ用いて開発環境では
UIFlow
を使った。
プログラム準備段階
最初はRFIDタグのIDによってLEDの色が変わるプログラムを書いた。
まだ一列だけ光らせられる状態。
書き込み用プログラム概要
選択肢をRFIDタグに書き込むプログラムを書いた。
書き込み用プログラムコード説明(選択)
一番右のボタンを押すとmodeという関数が1増えて、選ぶ項目(学校や部活)が順々に変わっていく。
一番左と真ん中のボタンを押すことで選択肢がどんどん変わっていく。プログラム内では選択肢は文字列ではなく一つ一つ数字が割り当てられており、それで管理している。
また、四つの項目も全て関数で管理されていて、その四つの項目に一つ一つ数字が入っていって四桁の数字としてカードには書き込まれる。
※一つのRFIDカード/タグにアドレスは二つまでなので四つの項目をそれぞれ入れることはできない。
書き込み用プログラムコード説明(最終書き込み)
最後に左と真ん中のボタンを同時に押した時にRFIDにカードまたはタグがあった場合、そのカードやタグに書き込みが成功する。なかった場合は失敗と出る。
LED出力用プログラム概要
書き込み用m5stackを用いて書き込みがされたRFIDのタグ/カードをRFIDにかざすとその内容に応じてLEDが色を分けて光る。
LED出力用プログラム説明
書き込みの段階で全ての選択肢を数字に直し、最終的に四桁の数字で書き込んでいるため、
その一桁一桁を照合して色を指定していく。
選択肢の数は一律で四つにしているため、学校や部活などは使わない選択肢の数字も出てくるが、
それらは全て最後の選択肢の色に準ずる。
カードケース入れ1
カードケースを3Dプリンターで出力をするため、デザインを考えTINKERCADを用い3Dプリンターを出力する準備をしました。
カードケース入れ2
3Dプリンターで出力をしました。
引き出しの方は一度で成功しましたが、引き出しを入れる方は成功せず失敗してしまいました。
カードケース入れ3
前回失敗してしまった引き出しをしまう方をもう一度出力し、成功しました。
カードケース入れ4
無事、3Dプリンターでの出力した部品が出来たので実際にケースに入れたままでも光るのかをチェックし、光ることが確認できました。
外側のプロトタイプ
最初はどういうところに置くかのイメージがついていなかったため、応急処置として箱を作った。
外側概要
外側を飲食店に馴染みやすいようなものにするために、紙ナプキン入れにした。
外側モデリング(1stダーティプロトタイプ)
どんな紙ナプキン入れにするかをダンボールでダーティプロトタイプを作って確認した。
外側モデリング(2ndダーティプロトタイプ)
ダンボールのダーティプロトタイプから何個の直方体から作られているかを調べ、組み合わせて完成させるものを出力するものを作る前に、分解した3この直方体を作った。
外側モデリング(完成)
2ndダーティプロトタイプで構造を理解したので、それに合わせて接続部分を想定してモデリングした。
外側(アクリル部分)
アクリル部分は八幡宮前の大きい通りに家が並んでいてその家が、LEDで光るようになっている。
最終制作物
プログラミング(LED出力と書き込み)、カード入れ、外側を組み合わせて
書き込んだ情報に合わせてLEDの光る色が違うというものができた。
(2人用)
課題
そこから得たこと
そのためリアルでの思いを共有するものが必要!そのようなものをつくろう!!
→話の第一歩としてお互いに共通したものがあると話の話題になる
インタービューを通じてでてきた課題
鎌倉の魅力は人と人が気楽に話せて地域での交流があること
・新しい話の話題になるものが必要であると感じた。
・新しい人=移住者との交流を作りたい!
・鎌倉の敷居が高いイメージを崩す必要がある。
問題としては移住者が今あるコミュニティーに入りづらいという問題があるのではないか?
原因
その課題はどこからきているものだったのか
実際は新しいところで新しい人に話しかける心の壁に問題があることが分かったつまり問題はコミュニケーションの根本的なところからきているものであった。
インタービューで実際の原因は
課題 解決策
原因からアイデア出しに至った
考えた物(頭の中)
飲食店内でプロジェクターを使って、入室した人を分類してプロジェクションマッピングみたいにしてアートにする
結論
最終的に作ったもの
書き込んだカードをかざすとその内容に応じてLEDが光るものになった
審査委員賞 獲得!!