MeshMixerで修正する
MeshMixer
というフリーソフトを使って修正していきます。
①メッシュ数を減らす / 自動で減らす
●自動で計算して減らす
選択→編集→削減
●ブラシを使って減らす
①全選択と画面の見方
右下の黄色の枠に、頂点と三角形の数が表示されています。
三角形がメッシュ数になります。
②全選択
Ctrl+A
を押して全選択します
オレンジ色が選択された状態です
③編集→削減
④パーセント
パーセントのところで
①
数値入力
する
or カーソルをいじる
⑤適用
適用
をクリックすると、頂点と三角形の数が減りました。
②メッシュの大きさを均一にする
メッシュをブラシなどでいじっていると、メッシュの大きさがバラバラになります。
そんな時に、一発でメッシュの大きさを揃えてくれます。
ただ、少し見た目が変わる可能性があります。
全選択
Ctrl+A
で全選択する
編集→再メッシュ
編集→再メッシュ
クリックすると、自動的にメッシュの大きさを均一にしてくれる
再メッシュすると
メッシュの大きさが均一になります。
※メッシュの数は変わりません。
③メッシュ数を減らす / ブラシツールで減らす
④穴の埋め方(ソリッドにする)
穴はどこ?
ピンクが穴が開いている箇所です。
このままだと3Dプリンタで出力できません。
解析→検証
解析→検証
をクリック
すべて自動修復
青い線で囲まれたところが、穴が開いている部分ですよと示してくれます。
すべて自動修復
をクリックすると、自動で穴を埋めてくれます。
プレビューをみてよければ、
完了
をクリック。
穴が埋まった
ピンクの部分がなくなり、穴がすべて埋まりました!
MeshLABで修正する
①基本的な操作
ファイルをインポートする
基本操作
ドラッグ:モデルの回転
Ctrl + ドラッグ:モデルの移動
Shift + ドラッグ :モデルの拡大・縮小
Ctrl + Shift + ドラッグ:光源の移動(影が変化)
下の数字で確認できます。
Vertices:頂点
Faces:面
見え方を変更する
左から
①バウンディングボックスを表示
②点のみで表示(図形を表示する三角形の頂点のみ表示する)
③線のみで表示(メッシュといって三角形の集まり)
④リアルな見栄え、一番動きが重くなる
⑤リアルな表示、④よりは軽い。
保存する
「Export Mesh As」を使う。
これにすると「stl」として保存できる。
②メッシュを減らす
メッシュ表示に切り替えると、明らかに細かいのがわかる。
データが重いとデータの修正やプリントする際も負荷がかかって大変なので軽くする。(このデータは48.2MBでした)
メッシュを減らすフィルターをかける
以下の順で選択
Filters(フィルター)
→ Remeshing, Simplication and Reconstruction(リメッシュ / 簡略化 / 再構成)
→ Simlication:Quadric Edge Collapse Decimation(エッジを再構成して減らして簡略化する)
減少率の入力
Taget number of faces(86775)はメッシュの数
Percentage reductionに0~1で減少率を入力する(入力後、Applyを押すと実行される)
例:0.5で入力
→ 86775 × 0.5(50%)=43375になる
確認
さきほどより、メッシュ数が減って線がみえるようになった。
編集後のメッシュの数の確認
参考
Vertices(頂点)
Faces(メッシュ)
→Remeshing...のときの数とはちょっと違う?このあたり不明です。
感覚としてはだいたい5,000以下になることを目指します。
形が壊れない程度まで繰り返す
applyを繰り返して減らしていく。
Meshlabでは「Ctrl + Zで1つ前に戻る」という機能がないのでやりすぎると一からやり直しの場合があるので注意する。
ここまでやってしまうと3Dプリントに影響する可能性あり
中央の膨らみが角ばっているのでここまで減らしてしまうと造形に影響してしまう。
形が変わらない程度に減らしてあげるのがベスト。
※逆にメッシュを増やしたいとき
以下の順で選択
Filters(フィルター)
→ Remeshing, Simplication and Reconstruction(リメッシュ / 簡略化 / 再構成)
→ Subdivision surfaces : Loop(面を細かくしていく)
いまと逆のことができます。
③穴を埋める
このように穴があいてしまって裏側が見えているということがある。
こういう場合は綺麗に3Dプリントできないので、穴を埋める必要がある
穴を埋めるフィルターをかける
以下の順で選択
Filters(フィルター)
→ Remeshing, Simplication and Reconstruction(リメッシュ / 簡略化 / 再構成)
→ Close Holes(穴を埋める)
数値の入力
「Max size to be closed」に数値を入力
デフォルトは30、基本そのままでいい。
applyして埋まらなかったら増減させてみる。
埋まったことの確認
applyを押すと画面のように穴のところに赤くついて埋まる。
(赤くなっているのは埋めるためにできた面)
無事綺麗に埋まっていればOK
豆知識「3Dデータのいろいろ」(随時追加)
stlデータはポリゴン
3Dプリンタでつかう[.stl]という拡張子はポリゴンデータで、面が集まってできている。
1つ1つの面には、
点/線(面)/面の方向の3つがある。
データのエラーはだいたい、
・点が2点しかない(= 線だけのデータが存在していて、面になっていない)
・面が閉じていない(= 穴があいている。)
・面の方向がバラバラ(= 隣り合った面の表裏が違うときにエラーを起こす)
などが考えられる。
面の方向を確認する(法線方向)
以下の順で選択
Render
→ Show Normal(法線方向の表示)
すると画面に青い線が出てくる
このデータの面の裏側(外から見えない内側)に向かっている線があるとエラーを起こしたりする
④いらないデータを消す
スキャンデータでゴミみたいなものが入ってしまったり、作ったデータの一部がいらない場合は、メッシュの面を直接選択して削除することができます。
選択モードをクリック
左:点を選択
真ん中:選択範囲にかかった面のみ選択
右:選択範囲のつながった面をすべて選択
今回は右側を使う
選択する
ドラッグで選択でき、選択したところは赤くなる
削除ツールをクリック
このツールを押すと削除できる。
面のみ削除したい場合は真ん中をおす。
面を構成する点も削除したい場合は一番右を押す
例:点だけ残した状態
面だけ削除を押すと点だけ残る。