素材について

加工できる材料について説明します。

加工厳禁な素材

  • 塩化ビニール(レーザー光線の熱により、有毒ガスが発生する)
  • ゴム(レーザー用でないものは窒素含有のため発火の恐れあり)
  • 皮(クロームなめし)(有害ガスが発生)
  • 発泡スチロール(発火の恐れあり)
  • 鏡(レーザーが反射する)
  • ステンレスミラーアップ(レーザーが反射する

加工可能な素材

  • MDF
  • コルク
  • 木材
  • 革(タンニンなめし)
  • 紙
  • ダンボール
  • ゴム(レーザー用)
  • 布
  • フェルト
  • ポリプロピレン
  • 樹脂
  • アルミ(アルマイト部分のみ彫刻)
  • ガラス(彫刻のみ)
  • アクリル板

加工不可

  • 金属

加工可能サイズ

・300mm×500mm内

・高さ130mm内

使用できるデータについて

  • ベクターデータやラスターデータの加工ができます。
  • データは慣れたソフトで作成し、AI/EPS/DXF/SVGなどの形式で書き出す。
  • カラーファイルの種類はRGBにする。
  • 彫刻データは、写真画像(jpg)でできます。

データ作成ができるソフト

有料ソフト 
  • illustrator 
  • Corel Drew 
  • Vectorworks 
  • AutoCAD 
  • Rhinoceros 
  • 無料ソフト 
  • Jwcad 
  • Inkscape

使用データの設定(illustratorの設定)


カットと彫刻の設定

  • カットデータは線(ベクターデータ 0.3pt以下設定)で赤色にする。ファイル名の最後に「_line」と入れる
  • 彫刻データは 塗りつぶし(黒)または画像

カットデータと彫刻データは別ファイルに保存する必要がある。
(同じ素材に加工したい場合、例えば「test_line.ai」と「test.ai」をそれぞれで保存しておき、加工する。)

本体の設定


電源を入れる

機材右下にあるボタンか、ソフト上の電源ボタンを長押しする。

フォーカスを合わせる

  • 材料をステージの上に置く
  • レンズについたねじを緩め、レンズが上下できるようにする。
  • レンズを持ち上げ、材料との間にマテリアルを置く。
  • マテリアルに触れるまでレンズを降ろし、ねじを締める

位置決めのやり方(ポインタの起動)

Hajimeを起動し、左下の○をクリックしてポインタを起動する。

位置決めのやり方(原点調整)

hajimeの上、下、右、左のコマンドをクリックし、ポインタを移動させ、原点にしたい所まで動かす。

パラメータの設定


既存のパラメータを用いる場合

MDF 4mm,アクリル板2.5mmなど、既に用意されたパラメータがある時は、そのパラメータを選択する。

新しいパラメータを作る場合

新しい素材を使うときは、新しいパラメーターを作る必要がある。
  1. その素材に近い素材を選択する
  2. [パラメーター編集]を開く
  3. 素材名を変更する
  4. 各パラメータを調整する(パワーの変更には、ダイヤル上にカーソルをあわせてホイールを上下させる。)
  5. [保存]をクリックする。

加工する

・集塵機の電源(本体の後ろにある節電プラグ)を入れる
・PCから再生ボタン▷を押して加工データを送信する
・作業を停止する場合は、停止ボタン□で停止させる
・加工開始から10秒程で動作が止まってしまった場合には、蓋の閉じ具合が緩い可能性が高いので
蓋のスイッチをメンディングテープなどで固定する
※常に蓋が閉じた状態となり、蓋を開けていてもレーザーが稼働する恐れがあるので一時的な応急処置とする

メンテナンスを行う


レンズ、ミラーのメンテナンス

  1. 白いネジを外す(写真1)
  2. 下に引き出す(写真2)
  3. レンズボックスのふたを開ける(写真3)
  4. 綿棒に洗浄液を数滴染み込ませる
  5. レンズの両側と2枚の鏡を綿棒で拭く
  6. 元通りにネジをしめる

レールの掃除

  1. ティッシュなどに中性洗剤をつけ、レールを拭く
  2. レールに油をスプレーし、動かして均す

(水タンクの入れ替え)

水温30℃を超えた場合は動作が停止するので、水の入れ替えが必要になる(水温が下がるまで待ってもよい)。
  1. 机の下にバケツを用意する
  2. ネジを緩め、水をバケツに排水する(写真1)
  3. ネジをしめる
  4. 上から水を補給する(写真2)

本体を拭く

ハニカム板を外し、底などの汚れている部分を拭く