データ作成

  1. カラーモードはRGB、アートボードの大きさはは出力最大サイズ(432X726)以下にする
  2. カットする部分の線の太さは0.001mmにし、色はR255G0B0の赤色にする
  3. 彫刻の部分は、黒色にする(写真画像も彫刻可能)
  4. ファイルはai形式で保存し、USBメモリで持参する

出力


1.イラストレーターでの操作

  1. 出力するデータが入ったUSBを専用PCに刺し、データを開く
  2. カット部分はR255G0B0の赤、彫刻部分はその黒にする
  3. [ファイル]→[プリント]
  4. プリンタを「Trotec Engraver v10.4.0」にする
  5. [セットアップ]で配置を左上にする(画像1)
  6. [トンボと裁ち落とし]で裁ち落としを0mmにする
  7. [プリンタ]→[詳細設定](画像2)
  8. アートボードのサイズを入力し、材料とその厚みを選ぶ(画像3)
  9. 下の[JC]をクリック(印刷設定が閉じる)(画像3)
  10. [印刷(P)]をクリックし(印刷が閉じる)
  11. [プリント]をクリック(プリントが閉じ、JobControlが起動しデータが送られる)

2.JobControl・レーザーカッターの操作

  1. 「JobControl」を開く
  2. 出力したいファイルをドラックし、中央に持っていく(画像1)
  3. SpeedyのUSBケーブルがPCに刺さっていることを確認し、Speedyの電源(背面の左上)を入れる
  4. 右下の接続ボタンをクリックし、PCとレーザーカッターを接続する(画像2)
  5. 材料を設置し、焦点合わせツールを使って焦点を合わせる(画像3)
  6. 材料とレーザーの位置を合わせ、[スタート]で出力する(画像4)

(使用中に警告音が鳴った時の対処)

集塵機のフィルターが詰まりそうになると警告音が鳴る。その時は、六角レンチでフタを開け、新しい紙ウエスに交換する。

後片付け

ステージを下げて、電源を切って、後片付けをする。

レンズ

専用の紙と液をつかって、汚れを落とす。レンズ液を数滴垂らし、汚れが浮くのを待って、こすらずに液を吸い上げるように紙を当てる。レンズ裏面も同じようにする。

ハニカム板

  1. ハニカム板を取り出す
  2. ハニカムの中に挟まっている切り屑があれば取り除く
  3. 黒い縁を雑巾で拭く

本体

ステージ上の切り屑を取り除き、内部の汚れているとこを雑巾で拭く。

集塵機

  1. 六角レンチで集塵機のフタを開ける
  2. 古い紙ウエスを捨てる
  3. 汚れを雑巾で拭く
  4. 新しい紙ウエスをセットする
  5. 六角レンチで締める

(素材について)


加工サイズ

最大加工サイズ 436×730mm
最大材料サイズ 460×800×200mm

加工できないもの

塩ビ板
金属板

(使用できるデータについて)

・ベクターデータ・ラスターデータの加工が可能
・データは慣れたソフトで作成、AI/EPS/DXF/SVGなどの形式で書き出す。

データ作成ができるソフト

有料ソフト・illustrator ・CorelDraw ・Vectorworks
無料ソフト・Inkscape

データ作成の注意


データの最大サイズ

加工サイズは740×436までとなっているが、テンプレートに配置できるのは720×370

データがジョブコントロールに送れない時の対処法まとめ

・ドキュメントのカラーモードがRGBになっているか確認
・透明になっていないか確認
・ジョブコントロールを立ち上げなおす
・データを新規作成で張り付けなおす
・彫刻の場合、彫刻する個所が多いとデータが送れないので、レイヤーを分けて何回かに分けて彫刻する。
・もしくは、塗りつぶしではなく、斜線でデータを作り、彫刻ではなく出力を下げたカットをする。(カット線用のパラメータを別に作る)
・カット線のデータを作る時は、クリッピングマスクだと上手くいかないので、パスファインダの全面オブジェクトで型抜きにする