(1)表面をヤスリがけする方法

レーザーカッターによる焦げはまずウェットティッシュで拭きます。べたつきや焦げをしっかり拭き取っておくときれいな仕上がりになります。ただし、ウェットティッシュにはアルコール分が含まれているタイプが多いので、表面に水分を吸い込ませすぎないよう注意しましょう。(アルコールは溶剤と一緒)

やすりがけのポイント

  • オイルフィニッシングをする場合、表面をつるつるにするのではなく、『表面に均一に傷をつける』ことを目標にするのがよい。
(そうすることで、均一にオイルを染み込ませることができる。)
  • また、やすりがけをしたあとは、固く絞ったぞうきん等で表面の削りカスを綺麗に拭き取ること。

(2)コバを滑らかにする方法


(3)オイルフィニッシングの方法

今回は天然のクルミのオイルとオスモ ノーマルクリアの2種類を使用します。

焦げをしっかり落としたい場合

レーザーカッター等で木材を切断加工すると断面に焦げがつきます。その場合は、先程のステップ同様ヤスリがけを行うか、焦げつき部分を削ぎ落とす方法があります。削ぎ落としを行う場合は、まず素材をクランプでしっかりと固定し、カッターの替え刃を素材に対して垂直に立てるようにして手前から奥へ動かしていきます。その際、替え刃の中心を両方の親指で気持ち押し出すようにたわませ、角度も垂直ではなく上側を少し手前に倒すようにすると、カンナ掛けのようにスルスルと素材が削れていきます。やわらかい刃よりバネのある刃のほうがよいそうです。

木材に合わせたヤスリの方法

まずは180番のヤスリで表面全体に木目に沿って傷をつけるようにやすりがけしていきます。細かな傷が消えたら濡れタオルで軽く拭き、表面をチェックします。表面が毛羽立っているのを確認したらそのまま乾くのを待ち、次の番数のヤスリでヤスリがけしていきます。これを180番→240番→360番の順で行って行きます。ヤスリがけは湿り気が取れてから行わないと木の粉がヤスリの表面に入って目詰まりを起こすので注意しましょう。
また、ヤスリをかける際は押して戻してごしごし動かすと全体に均等な力が加わりにくいので、慣れるまでは押して押して押してのように決められた方向にだけ動かすとよいそうです。

木目が分からない場合

木目の方向がわかりにくい木材を使用する場合は、綺麗に見えるようにやすりで傷をつけていくとよい。

オスモ ノーマルクリアでオイルフィニッシングする方法

オスモ ノーマルクリアの場合も、適当な布(不要になったシーツ等で可)にオイルを染み込ませ、刷り込むようにして仕上げをしていきます。ただし、オスモ ノーマルクリアが染み込んだ布地をそのままゴミに捨ててしまうと自然発火してしまう恐れがあります。使用後は必ず水に浸してから廃棄するよう注意しましょう。詳しくは溶剤の注意書きをチェックしてください。

ウッドボードをつくりました

加工した木材はMDF板でつくった額縁にはめ込んでウッドボードにしました。

クルミでオイルフィニッシングする方法

まずはクルミの殻をハンマー等で割って中の実を取り出します。取り出した実は適当な布(不要になったシーツ等で可)にくるみ、てるてる坊主を作る要領で輪ゴムでしっかり口をしたあと、ハンマーで軽く叩きながら布地に油を染み込ませていきます。このとき、土台に木材を使用してしまうとそちらに油分が染み込む場合があるので注意してください。布地全体に油分が充分行き渡ったら、木地の表面に刷り込むようにして塗装していきます。
植物性の油でも、椿やオリーヴは乾きにくい油なので、もしクルミ以外で同様の仕上げを行いたい場合は、クリ、エゴマ、ヒマワリなどを使用しましょう。

ヤスリがけの基本

今回使用したヤスリ(左から順番に)
  • ヤスリ 180番(グレー)
  • ヤスリ 240番(ホワイト)
  • ヤスリ 360番(ブルー)

木材に限らず、広く平らな面をヤスリがけする場合はヤスリと素材が平に接するよう心がけます。紙ヤスリを手で持った状態で動かすと、指の凹凸に合わせて素材がやすられてしまい、結果平に加工することができません。必ず当て木をして、表面全体にまんべんなく傷をつけるようにやすっていきます。(今回はヤスリの裏面と当て木用の木材を両面テープで接着しました)

ミニカーゴのパーツプレートを加工する

レーザー加工機を使い”???????”のデータをカットする。
参考品はトロテックレーザーを使用。
パラメータはこちら

材料のサンディング

塗装の仕上がりを上げるために、材料の表面を三エィングします。今回は紙やすりを使い、使用する番手は、
荒材ならば#80ほどから、#120〜#240までを目処に段階的にサンディングを行います。
ある程度仕上がった材料ならば、はじめから#120や#240でも良い。
塗装前の前処理としての、やすがけの目安は、満遍なく全体を手で触って均一な触り心地かどうかで判断しましょう。視覚よりも触覚で判断することで満遍なく仕上げることが可能です。
塗装の仕上がり下準備で決まります。仕上がりを機にするのであれば手間を惜しまず手をかけましょう。

木端の仕上げ

材料の端面のことを「木端(こば)」と言います。
ミニカーゴの木端を仕上げるためには、ブリッジをカッターで切り落とす必要があります。この際に手を切らないように気をつけましょう。
レーザーの焦げを落とすには#150ぐらいが丁度良ようです。

ステイン系の着色

ステイン塗料とは、着色を目的とした浸透性の高い塗料。木材に使用した場合、木目を生かした風合いになります。着色を目的としているため、表面の保護力は低いものが多いです。水性と油性がああります。今回は環境保護の面でも優位な高い水性の塗料を使用しました。

水性ステイン着色に必要な道具と準備

調色用カップ
ミキシングバー(アイス棒で代用)
筆
筆洗
塗装をする際はテーブルの上が汚れます。マスカーなどを利用して、テーブルの上を保護するようにしましょう。作業者の服や手も汚れます。作業着を着用し、必要に応じてゴム手袋なども利用しましょう。

ステインの混色

ステインには「油性」と「水性」があり、それぞれ同じ媒質のもの同士しか混色できません。混色(調色)は明度の高い(明るい)材料に明度の低い(暗い)材料を「少しずつ」混ぜます。そうすることで、塗料を必要以上使う失敗が減ります。準備する塗料は塗装面に対し十分(1.5倍程度)の量を準備します。塗料は別の色を混ぜることにより、彩度が下がります。そして彩度をあげることはできません。鮮やかな色を望む場合は、混色をせずに塗料をそのまま利用するようにしましょう。

塗装の方法MDF

今回は刷毛を使って塗装をします。十分にステインを塗り1、2分後にウエスで拭き取ります。


木の塗装

今回は刷毛を利用し、木目に沿って動かします。
十分にステインを塗った後、1.2分待ちウエスで拭き取ります。
木材は水分を含むことで毛羽立ちます(スボンジング)。乾燥後その毛羽立ちをサンディングして取り除きます。この工程を行うことで、仕上がりが良くなります。

材料での違い

マホがニーのような硬い材料は吸い込み量が少なくなります。
*MDFには表裏があるようで、水分を吸う面、吸わない面がありました。
*要確認

水性アクリル塗料の塗装

水性アクリル塗料は、主にガッシュ(不透明水彩)塗料と呼ばれるものが多く、透過性はありません。そのため材料の下地の色や木目を活かすためには塗装後塗膜を部分的に剥がすなどの工夫が必要になります。混色(調色)は明度の高い(明るい)材料に明度の低い(暗い)材料を「少しずつ」混ぜます。そうすることで、塗料を必要以上使う失敗が減ります。準備する塗料は塗装面に対し十分(1.5倍程度)の量を準備します。塗料は別の色を混ぜることにより、彩度が下がります。そして彩度をあげることはできません。鮮やかな色を望む場合は、混色をせずに塗料をそのまま利用するようにしましょう。

下地処理

淡く明るい塗料を使う場合はシーラーでアク、ヤニの表出を止める必要があります。発色を良くしたい場合も下地処理として、白を塗ることで塗料本来の色で塗装ができます。下地として白を塗る場合はアク止めシーラーを少し混ぜ塗布するとヤニも出ずキレイな仕上がりになります。

刷毛塗装

木目に沿って刷毛塗りしましょう。

オイルフィニッシュ

ウエスのとってやるよ

MDF+オイル

結構いい