(1)曲げ加工

オーブントースターを使って、アクリル板の曲げ加工をやってみました。

アクリル板をトースターに入れます

《使用したもの》
・オーブントースター(1000W)
・アクリル板(3mm厚)
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トースターの発熱部分とアクリル板をのせる天板には、シワをつけたアルミホイルをかぶせておきます。
加熱をしているとアクリル板が端の方から垂れ下がってくるので、タイミングを見計らって取り出します。
アクリル板はかなり熱くなっているので、必ず軍手(滑り止めのついていないもの)をして作業をしてください。

好きな形をつくって冷やせば完成です

今回はお皿に押し当てたまま冷ましてみました。

厚めのアクリル板も加工可能です

5mmのアクリル板も加工はできますが、冷めるまでに時間がかかるので、形状が固定するための治具があったほうが良さそうです。

大きいパーツの加工は難しそうです

10cm×10cmほどのやや大きめのパーツであり、かつ幅の広い部分と細い部分が混在しているため、全体に均一に熱が伝わりにくいようでした。熱を加えすぎてしまうと、写真のように気泡が入ってしまいます。

《応用》クマの置き物をつくりました

あらかじめ、顔部分に黒いアクリル板はめて溶着したクマをオーブントースターで加熱して置き物をつくってみました。

《応用》ブレスレットをつくりました

2mm厚のアクリル板でバングルとリボンをつくり、それぞれを溶着してブレスレットをつくりました。(ピンク色に染色加工したミラーアクリル板をのせています。)

(2)エンボス加工

オーブントースターでアクリル板を加熱して柔らかくし、表面に凹凸で模様を付けてみました。

トースターで加熱してパーツで模様をつけました

アクリル板を加熱して柔らかくなったところで、MDFでつくったスタンプを強く押し、模様をつけてみました。
曲げ加工のときよりもアクリル板を柔らかくしたほうが良いかな?と思ったのですが、加熱時間を伸ばしたところ気泡がたくさんはいってしまいました...

3Dプリンティングした造形物はエンボススタンプに向きません

PLAで出力したスタンプをエンボスに使用したところ、模様自体はうまく出たのですが、アクリル板の熱でPLAが柔らかくなってしまい、プレス後の取り外しにとても苦労しました。