1.Adobe Illustratorで作成したデータを使用する場合


1-1. Illustratorデータを用意します

カラーモードRGBでIllustratorデータを作成します。
このとき、画像のサイズを実際に刺繍したいサイズの約5倍くらいの大きさに拡大しておきます。

1-2. BMPデータに書き出します

“ファイル > 書き出し”を選択します。

1-3. 画像を保存します

“ファイルの種類”から“BMP(.bmp)”を選択し、『保存』をクリックします。

1-4.各種設定をします

“ラスタライズオプション”が表示されたら、下記のとおりに設定して『OK』をクリックします。
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・カラーモード:RGB
・解像度:高解像度(300ppi)

1-5. 各種設定をします(2)

“BMPオプション”が表示されたら、下記のとおりに設定し『OK』をクリックします。
これで完成です。
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・ファイル形式:Windows 標準
・色数:32bit

※多色のデータを作成する場合

この画像のような多色のデータを作成する場合は、実際に使用する糸の色に関係なく、パーツごと明確に異なる色を使用してください。

2. jpgなどの画像データを使う場合(その1)

jpg、gif、pngなどの画像データを、Adobe Illustratorを使ってBMPデータに変換する方法です。

2-1. 画像を開きます

“ファイル > 開く”を選択し、使用する画像データを開きます。

2-2. 画像を変形します

画像が開かれたら左クリックで選択し、そのまま画面右上の“変形”をクリックします。

2-3. サイズを変更します

選択した画像が、実際に刺繍したいサイズの5倍くらいの大きさになるように数値を入力します。("W"は幅、"H"は高さを表しています。)

2-4. 変形完了

数値の入力が完了したら、“Enterキー”を押します。
その後のBMPデータへの書き出しについては、上記「1-2.」〜「1-5.」を参照してください。

3. jpgなどの画像データを使う場合(その2)

jpg、gif、pngなどの画像データを、AdobeIllustratorの“トレース機能”を使ってベクターデータにしてからBMPデータに変換する方法です。
多色刺繍をする場合に向いています。

3-1. 画像を開きます

“ファイル > 開く”を選択し、使用する画像データを開きます。

3-2. 画像を変形します

画像が開かれたら左クリックで選択し、そのまま画面右上の“変形”をクリックします。

3-3. サイズを変更します

選択した画像が、実際に刺繍したいサイズの5倍くらいの大きさになるように数値を入力します。("W"は幅、"H"は高さを表しています。)

3-4. 変形完了

数値の入力が完了したら、“Enterキー”を押します。

3-5. トレースします

画像を選択したまま、『画像トレース』をクリックします。

3-6. トレースの設定をします

“画像トレースオプション”をクリックすると、“画像トレースパネル”が表示されるので、“しきい値”のバーを動かして調節します。
調整が完了したら、“×”をクリックしてパネルを閉じます。

3-7. 拡張します

『拡張』をクリックします。

3-8. グループ解除をします

“オブジェクト > グループ解除”を選択します。

3-9. 余白部分を選択します

トレースされた画像の余白部分をクリックします。

3-10. 余白を消します

余白部分を選択したまま、“選択 > 共通 > カラー(塗り)”を選択します。

3-10. 余白を完全消去します

画像の余白部分が全て選択されるので、“deleteキー”を押して削除します。

3-11. ベクターデータの完成です

これでベクターデータは完成です。
その後のBMPデータへの書き出しについては、上記「1-2.」〜「1-5.」を参照してください。