課題・欲求
79歳男性、職業:牧師。
足の動きはよい
右手はあがるが指の握る力がわずか
車が必要、ノーマルのまま、ウィンカーの位置変更など改修については検討していない
左手は使えるが、ウィンカー、駐車券のことなど不便
ほかに、生活のなかでは
背中を洗うこと、ベルトの開け閉めが苦手
クルマのことにフォーカスしてよい
シートベルト、引き込まれすぎない工夫とか
エンジンキーのことなどもある
解決策
リーチの獲得には市販のトングやマジックハンドを活用することにした。
トングやマジックハンドの先端に取り付けるアタッチメントをどのようにするか検討することに課題を集中。
試作したプロダクト-1
購入したトングに指サックと取り付ける方法でひとまずの案とした。
工夫したところ
滑り止めとして指サックをいくつかのサイズを用意して試行錯誤した。
試作したプロダクト-2
購入したマジックハンドに指サックを取り付ける方法を検討
工夫したところ
指サックに紙粘土を封入して取り付けた。フィット感を高めるために役立っている。
試作したプロダクト-3
トングの先端に3Dモデリングしたアタッチメントを取り付けることを検討
Ticketongue-1
Ticketongue-2
工夫したところ
握り続けることが難しいので、アタッチメントにロック機構を装備。
ロックを使用してもしなくても道具として活用できる。
時間の問題からPLAで出力した。TPUで出力できれば指サックで滑り止めを考える必要がないかもしれない。
解消された世界
プロダクトの実装により叶うこと
駐車場で精算のたびに感じる不具合を解消できる。
もっと出かけよう、という気分になり、外出の機会が増える。
外出の機会が増えることにより、当事者のQOLが高まる。
何より介助者の奥様の負担が減ることと安心してお一人で送り出せる。
Next Action
いくつかの試作品が完成したので、早速試していただき改善に役立てる。
現状での課題
・TPUで出力する
・デザインの再検討
・ロック機構の検証