ニードノウアについて

ニードノウアは一人暮らしの学生。目が悪く普段はメガネをかけて生活している。

電子工作が趣味で、デザインよりも機能性を重視している。

シャンプーは無印良品で買ったボトルに詰め替えて使用しており、バスルームの外でかごに入れてまとめて管理している。

肌が弱く、乾燥しがちなので過剰なシャンプーの使用は避けたい。

課題/ニード


課題

メインの課題は、シャワーでどこまで進んだかわからないこと。特に、リンスーしたのか、つい忘れてしまう問題を解決する。


ニード

シャワーが日常の慣れすぎた行為であることから、シャワー段階を忘れてしまう人は一定数いると思う。今日シャンプーを確実にしたのか、一回で済ませられたのか、正しく認識できることで頭皮が弱い人には特にニーズがあると思う。

アイデア


KJAC

プッシュすると平らな板が出てくるので使用済みとわかる。しまうときに邪魔になるのでリセットを必ずすることになるため、前日リセットしたかを心配する必要なし。リセットが面倒。

プッシュカウンター

プッシュするたびにカウンターが押されるので、使ったかどうかがわかる。しまう場所にリセットできる機構を付けることでしまうたびに初期化されるので、前日のカウントが残ってるかの心配はなくなる。カウントはおそらく見づらい。

カウントアップ

プッシュするごとに窓の中身が回転し、色が変わるので、色で使用済みか判断可能。リセットは手動。コンパクトなつくりなので設置しやすく、邪魔にならない。動きは見えにくい。

変色ばね型プッシャー

プッシュするとリングがへこんで固定され、側面の色が上から見えるようになる。リングの中にはばねが入っており、リセットできる。

プッシュフラグ

プッシュすると板が上がり矢印が倒れるので、使用済みとわかる。かごにしまうと自動的に矢印が戻るので、リセットの必要がない。動きが大きいので目が悪くても見える。
今回はこれを採用。

プロトタイピング 「プッシュフラグ」


試作1 3Dモデル作成

とりあえず「プッシュフラグ」のアイディアを形にしてみた。

バネで赤い部品を支えてラッチにしている。
ポンプを押すと赤い部品が押されて青いフラッグが解放されて倒れる。


試作1 造形

フラグ回転部分のねじ締結部において、ナットが思うように収まらなかった。
一部部品の造形に失敗したので造形し直し中、本日中には実験できないかも。

試作1 実験

結果
おおまかな機構は期待通り動いた。

課題
  • 全体的に寸法のずれが少々あるので調節したい
  • バネが強すぎ + バネの固定が甘く、深く押し込むとバネが飛んで行ってしまう。
  • フラグのがたつきが大きい。動作範囲を拘束でき、かつスムーズに動くようなガイドと一体化した軸を作成したい

試作2 改良

  • フラグがスムーズに動くようにガイドをつけた
  • バネが外れないように位置やバネの強さを調節した

3dmodel

プロトタイピング「プッシュフラグ'」

KJACが現実的でなかったためプッシュフラグの亜種を作ろうと思う。プッシュフラグと違うところは全体的な小型化とフィラメント以外の部品を使わないこと。

試作 1回目

結果
とりあえず作ってみたが調整ミスで組み立てられず。しかし板をはめるためのちっちゃい球があまりうまく機能しなさそうなのが分かったため収穫はあった。

課題
・採寸
・球の部分の形を変える
・板についてるやつの厚さ

試作 2回目

結果
小型化しすぎてプリンターがきれいに造形してくれず。
また、穴の周りが薄くて壁が割れてしまった。
ヘッドから伸びてる棒もまだ長すぎてずれたり傾いたりした。

課題
・杭と穴を少し大きくする
・穴の周りを厚くする
・ヘッドから伸びてる棒を短くする

試作 3回目

結果
おおむね成功してるが矢印を箱に付けるための土台がない

課題
・土台を作る

収納用の箱

  • ニードノウアはお風呂場にシャンプーをおかず、かごに入れて収納している
  • かごにいれたときにフラグがリセットされるように、ちょうどいい幅のかごを段ボールで試作した

プロトタイピング「回転機構」


簡単な回転機構

2つの部品のみで単純な回転機構をつくる方針も模索中である。
プッシュ機構に取り付けることで、プッシュしたときに部品が180°回転してストッパーがかかるようにしたい。

課題
・接地面が粗い → 回転を担う接地面を下にしてプリントすべき
・ストッパーが短い → 寸法が明確でないため、サイズを測って回転がうまくいくようにする

回転機構 2日目

改善した点
・ストッパー部を長くした
・ポンプ管にフィットするように口を狭くした
・回転の接着面が滑らかになるようにプリントした

課題
・口が狭くて、管が入らなかった

回転機構の改善

プッシュ時に回転する機構をなんとか形にした。
改善点
・管へのフィット感を高めた
・動かないパーツ(下)が強く固定されるようにした
・回る方(上)が滑らかに固定されるようにした

課題
・うまく回転しなかった
・固定感が悪く、理想の回転が起こらなかった
・力が機構にうまく伝わらなかった

プロトタイピング「変色バネ型プッシャー」

TPU素材を用いて、力に対して容易に変形できるような同心円状の円柱の作成をめざした。
内部にはバネを挿入できるように支柱を立てる。

試作1

結果と課題:
  • 寸法が合わず、バネが挿入できなかった。ボトルに装着することもできなかった。
  • 想像以上に押し込む力に対して強く、予想通りに変形しなかった。

試作2

改善点:
  • サイズを大きくしてバネがピッタリ挿入できるように、またボトルにもはめられるようにした。
  • 柔らかくするために、リングに対して面取りを行い、側面も1層で作った。

結果:
確かに変形しやすくなったが、ボトルに通すことのできる大きさにしたことによって、プッシャーを押してもリングを押し込むことができないようになってしまった......。

試作追加2.1

底面をPLAで作った。

結果:
底面が押し込みに対して変形しなくなり、力が分散しなくなった。
だが、本体も変形しなくなった。

試作3

改善点:
  • さらに全体が変形しやすいよう、本体側面に長方形状の穴を複数開けた。
  • ボトルで押し込めるように、底面のサイズを大きくして、はめられるように切り欠きをつけた。
  • 底面に柔軟性をもたせつつ強固な素材にするため、TPUを素材を用いつつ厚みを増した。

結果:
  • かなり柔らかくなった。
  • 変形しやすくなったことでバネがはみ出るようになってしまった。バネはいらないかもしれない。
  • 今回は側面の色を変える事が時間的にできなかったので「変色」がわからない形となってしまった。
  • また、変形した状態を保つ機構を実装することもできなかった。

結果

「プッシュフラグ」のみうまく動いた
その他3つのプロトタイプは、プリントまではいったが、うまく機能しなかった

プッシュフラグの使用感を以下に記す。
  • プッシュ感に問題なし。装備ありでも楽にプッシュできる
  • アームの動きから、使用済みかわかりやすい
  • 触った感じから、使用済みか判断できる
  • 装着にはテマがかかる
  • 箱に戻すときに自然にフラグが戻る

今後の展望など


1日目

現状プロトタイプの数が少ないため、更に多くのアイデアを形にして複合的に改善していく。

2日目

D班の最適解「プッシュフラグ」の今後の展望について記す。
・部品をもう少し減らしたい
・装備するのにコストがかかるかも(テマ)
・詰め替えならなおさら

【参考用】ボトルの3Dモデル

bottle.step
bottle.stl

rotate

prototype3
ring

trial

trial


変形バネ型プッシャー最終盤

パワポ

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