ニードノウアについて


ぽんたまま

広島県に在住する料理好きな主婦さん
右片麻痺により手のしびれや力が弱い。そのため、調味料の蓋をあけるのが一苦労!
そんなときに、簡単にそして、「料理の工程が楽しくなる自助具を作りたい」と
みんなで力を合わせて作品作りに挑戦!!

課題 / ニード


インタビュー

守澤さん(ぽんたまま)
専業主婦 夜ごはんで 得意料理 揚げ物 
<デザイン>
かわいい、ピンク色、クロミちゃん・ムーミン

料理をする上で大変なこと
→調味料などのふたが開けにくい…時間かかる、反動で中身が出てしまう怖さ
 力が入らない…キャップタイプよりふたタイプのほうが開けにくい

料理をする上で工夫していること
→トングやぴっしゃーなどを小さい道具を選ぶ(長さ)
 大きいのは使いづらい
  ↳重さ、動かしづらい(回す、ひっくり返す)
 
<感覚> 
麻痺していない手…10
麻痺している手…5(特に中指、薬指)

<参考の自助具>
持ちにくい…厚みがない=厚みがあるほうがいい
長さ…ちょうどいい
角…痛くない
ひっかけられない

道具の要件


力が弱いので持ちやすいように厚みがあったり、手のサイズに合う大きさがうれしい。
また、調味料の内蓋も外せると支援者がいなくても自分でできるようになるのでそこも希望にあがる。
ペットボトルやパウチのキャップを自分で外せること。そして、カバンに入れて持ち運びしやすい大きさにしてほしい。
加えて、ぽんたままの好きな「クロミちゃん」をデザインに取り入れることにした。

試作1(プロトタイピング)


1)オープナー
自分たちでペットボトルの大きさに合うように作成したが大きさが合わず。
ペットボトルの方はコクリハブのデータを利用した。
ニードノウアさんに聞き取りを行い、特に困っている塩麴とレモン果汁、酢味噌の蓋の大きさを調べ、その大きさに合わせて作成した。
工夫としては、どの大きさにも合うように輪の一部分に切れ込みを入れた。
チェーンリングが通るように穴をあけ2つを一緒に持ち運べるようにした。

2)調味料の蓋、内蓋のオープナー
クロミちゃんの顔と輪郭の2つパーツを作成した。
顔の方には、内蓋を外せるように突起をつけた。その際の、工夫としては突起の反対部分は球面に結合しやすいようにした。

試作2(プロトタイピング)

1)オープナー
取っ手の角度が大きすぎたため、摘まむことが大変になりそう。

2)調味料の蓋、内蓋のオープナー

内蓋の出っ張りをテコの原理を利用しやすいものに変更した。
クロミちゃんは、球体であり、自立して立てないため下方に円盤を付け自立できるようにした。
クロミちゃんの頭の大きさは、粘土の模型を使い手の大きさに合わせて調整した。

結果


1)オープナー
ペットボトルの方は、開閉ができるようになる。
小さなパウチの蓋は、・・・


2)調味料の蓋、内蓋のオープナー
顔側の部品は、内蓋を自力で外すことができる。・・・
頭側の部品は、時間がなく出力できていない。



展望

少しでも楽に、そして、クロミちゃんを見ながら楽しんで料理をしてほしいです。

アイデア