組み立て

インターネット上のチュートリアル<ハード編>を参考にしながら組み立てます。

※注意
インターネット上で説明されている部品と届いた部品の形状が異なる場合があります。
また、サイトによって手順が違っていたり、説明が不十分であったりするので、
臨機応変にサイトを見比べながらの作業が必要です。

失敗

サイト上の部品と形状が異なっていた為、一部分を切断しました。しかしながら、後の行程で切断してはいけなかったことが判明し、3Dプリンターで元の形の部品を出力しなおしました。

インターネット上の形状と違うからといって、安易に部材を切断・変形することはおすすめしません。

試行錯誤

インターネット上の部品と明らかに形状が異なることがあります。そのような時は、他のサイトを参照したり、仮留めの状態で作業を続けるなどすることをおすすめします。

無理に固定すると、部材を破壊してしまいます。

再出力

部品の中には非常に壊れやすいものも含まれています。
今回の制作の中で3つのパーツが破損してしまいました。

・spider
 →ロッドをはめた際に円形の再込み口が欠損
  →3Dプリンターで再出力

・end stop
 →スイッチが奥に入り込んで戻らなくなった
  →パーツ屋さんで再購入

・ケーブル
 →長さが足りなかった
  →ハンダで延長し、絶縁テープで補強

部品の多くは、3Dデータが公開されているので3Dプリンターを使って再度出力することが可能です。また、その他のケーブルやスイッチも多くはパーツ屋さんで購入可能です。

組み立て完成

組み立て完成です。
これでハード面の作業は終了です。

と思いきや

電源を入れると、3DプリンターのLCD上に「MINTEMP」というエラーが出ました。
原因はボードの配線の間違いでした。

Rostock mini G2はExtruderが1つしかありません。この配線図のExtruder 1、Extruder Heater 1、Extruder Thermistor 1の部分に線を挿すようにしてください。
でないと何らかのエラーがでます。

これも忘れないで

Power Supply Unitに黄色いシールで注意書きがあります。
ここは日本ですので、Unit内の電源切替スイッチを110V(写真2で見て左側)にしてください。
これをしないとhot endの温度が一定以上上がりません。

設定

インターネット上のチュートリアル<ソフト編>を参考にしながら設定を行います。


ファームウェアの書き込み

ファームフェアをダウンロードし、3Dプリンターに送信します。

※macだと、ファイル全選択→ArduinoIDEにドラッグ&ドロップでは、上手く全てのファイルを開けないかもしれません。
その場合は、展開したフォルダの名前を「Marlin」に変更し、そのフォルダの中の「Marlin.ino」を開いてみてください。付随して.hや.cppも開けると思います。

書き込みエラー

ファームウェアを書き込む際、「time.hが見つかりません」といった感じのエラーが出た場合は、「sq_solve.cpp」内の「#include <time.h>」を消すかコメントアウトしてください。
なぜかコンパイルできます。

急がないで

チュートリアル<ソフト編>にも注意書きがありますが、諸々の設定は急がず丁寧に行った方がいいです。
すぐにテストプリントしたい気持ちは分かりますが、キャリブレーション等の作業をしないと、hot endがずれたりして後々面倒くさいです。
書いている手順通りに進めてください。

部品とコードの位置に注意

hot endの部分にファン用の部品やコードが当たっていると、その部分が溶けてしまいます。
hot endを温める前にその位置を調節しておいてください。
(写真1 : 位置調節前、写真2 : 位置調節後)

テストプリント!

諸々の設定が終わったらテストプリント!!
Repetier上で、モデルデータを読み込み、位置・サイズ合わせをし、スライスをして、実行です!
ベッドとホットエンドが設定温度まで温まればプリントが開始されます。

hot endのパーツが溶ける

ABSでテストプリントをしていたら、なんとhot endの黒いパーツが溶け始め、
熱されている部分が下に落ちてきて上手くプリントできなくなりました(写真1)。

ここのトラブルシューティングにもいろいろ書いてます。

溶けて修復できなくなってしまったので、溶けない新しいパーツ(写真2)が欲しいところです…。