最近では、自宅でのインターネットネット環境も整ってきていますが、機器や環境は揃っているのに、自分でタブレット等を動かす操作の部分で"タッチ“という動作に不便を感じている人がいます。
発語での意思疎通や周りの人が気づける様なサインを出すのが大変な人が、スイッチ1つで、自分思いを伝えられる。
また自分のみたい!聞きたい!知りたい!を叶える為の情報伝達機器をどう使える道具に変えるのかが重要です。
タブレット等を使えるのか、自分の可能性を引き出すきっかけとなる。
最初の試しの道具一式を作りました。
今回作ったモノ
①スイッチコントロール操作ができる
タッチセンサー
②色々な形状や仕組みのスイッチ
スイッチインターフェイス
③タッチセンサーの配線や電池ボックスを収納する
躯体ボックス
①タッチセンサー作り
タッチセンサーの材料
●3.5mmモノラルジャック1個
●CR2032リチウムコイン電池2個
●CR2032用電池ボックス1個
●通電ジェル少々
●リレータッチボード1個
●ダブル配線コード
配線
3.5mmジャック・電池ボックス・リレータッチボードの配線組み
電池ボックスと3.5mmモノラルジャックとリレータッチボードの配線
⑴電池ボックスから出ている赤①・黒①の配線
赤①をジャックのaへハンダ付け
黒①をリレータッチボードからの黒②の配線と繋げる
⑵リレータッチボードの赤色②配線
赤②をジャックのbへハンダ付け
⑶リレータッチボードの赤色②黒色②配線
黒②をENとGNDに接地した状態でハンダ付け
赤②を5Vにハンダ付け
⑷リレータッチボードのハンダ付け部分を補強固定
スイッチインターフェイス
完成写真
上肢の動きはありますが、握り続ける事は困難なので、指から離れないパターンでの試作
装着写真
腕の動きはありますが、スイッチを握り続ける事は困難な為、指から離れないパターンでの試作
3DCADでのモデリング
スイッチの材料
3.5mmモノラルプラグ
リミットスイッチ
ダブルコード40cm程度
スイッチの配線
スイッチ側・プラグ側それぞれで配線をハンダ付け
収納ボックス
完成写真
3DCADでのモデリング
Fusion360にて本体と蓋部分をモデリング
スライサーにて出力詳細を設定
3Dプリンターで出力
今回はPETGを使用
取り付け・収納
3.5mmジャック取り付け後、配線と電池ボックスを収納
完成
ipadのアクセシビリティの設定にて、スイッチコントロールをオンにする。
*ちなにみ写真は、タッチ画面に貼り付けて、スイッチ操作ができるゲームですので、特にスイッチコントロールは利用しておりません。
ソフトは
仙台高等専門学校 竹島研究室で開発された、重度肢体不自由児の為の学習支援ソフトを使っています。
http://htake-lab.moo.jp/switch-apps-3.3/index.php?p=apps
http://htake-lab.moo.jp/lab/
各stlデータ
収納ボックス躯体
収納ボックス蓋
スイッチホルダー