作ったモノ

胃瘻からの半固形栄養剤注入する加圧バッグ
加圧調整ダイヤルのサポート自助具一式
・調整ダイヤル
  4文字タイプ・2文字タイプ
・文字キャラクター

使用機器/材料

3DCAD:Fusion360
3Dプリンター:anycubic mega-s
フィラメント :PLA/TPU

データ

stl
◯調整ダイヤルbase2文字タイプ
◯調整ダイヤルbase4文字タイプ
◯文字キャラクター
2文字タイプ
4文字タイプ
文字

ニードの聞き取り

看護師さんかの情報
退院後在宅療養されている方の胃瘻への栄養注入にて、家族への操作指導行っていましたが、ご家族は医療ケアに不安感や困難さを訴えられ、なかなか習得されていかない状況があるとの相談を受けました。

ご家族の状況
病状の進行などにより、病院でお医者さんや看護師さんがやってきた事をやらないといけないとの思いを吐露していただきました。たんの吸引、胃瘻への栄養注入、薬の服薬管理、身体介助など、自宅での医療ケアの負担が怖さとして抱かれているようです。

ヒアリング
『緊張して取り扱いがわからなくなってしまいます』との思いから

加圧バック調整の仕組み

食事を口からとれない方や、食べてもむせ込んで誤嚥性肺炎などを起こしやすい方に、直接胃に栄養を入れる栄養投与の方法です。

アイデアスケッチ

看護師さんからのヒアリングやご本人やご家族の方のニードを伺いながらアイデアスケッチ!
『使い方を視覚的にわかりやすくしたい』との目標に向かって

モデリング

3DCADソフト:Fusion360使用
細かい寸法はノギスにて計測
先ずははめ込み式を検討

プロトタイピング

今回は試作としてPLA使用
先ず、はめ込み式で固定を考えて見ました。

文字や色で表示を明確にする

操作に伴い情報を明確にしてみる
空気送る(送)
空気抜く(脱)

実際使っていただきました。

動作環境は良さそうですが・・・
まだやり方に不安がある様です。

リデザイン

2文字から3文字の漢字キャラクター表示
回転操作方法を改めてレクチャー

経過

操作方法をご本人・ご家族にレクチャーして操作の習得中



状態の悪化や病気の進行等により、ご家族での医療ケアも在宅生活を送る上で必要なスキルとなっており、通らなければならない壁となっています。医療ケアに関わる人の負担を少しでも軽減できれば

next action

◯入院中や退院時の指導の際にも、活用できる様に使用を図って見ます。
◯在宅での医療ケアそのものの、アクセシビリティを高められる様にヒアリングして修正していきます。