このレシピに必要なもの
ワークシート
http://www.iamas.ac.jp/idea_sketch/
からダウンロード可能です。
(マトリクスワークシート、スケッチワークシート)
筆記用具
太い黒のペン
細い黒のペン
影色のペン
(薄い灰色のコピックを推奨)
ハイライトのペン
<コピックを推奨(カラーはプロジェクトごとに決める)>
※コピックは裏移りするので注意
スケッチで伝えよう
このレシピは
『アイデアスケッチ—アイデアを〈醸成〉するためのワークショップ実践ガイド』(James Gibson、小林茂、鈴木宣也、赤羽亨 著/ ビー・エヌ・エヌ新社)
を参考に、アイデアスケッチの部分に特化して構成しています。
なぜ「スケッチ」なの?
スケッチのよいところは、簡単かつ即座に理解できることにあります。ひとめ見てアイデアがわかりやすく、その場に参加していなかった人にも伝えることができます。
スケッチを描くことの効果
アイデアの発想と記録を同時に行うことができます。
ポイント:上手く描こうとしないこと
ルールに従ってアイデアをスケッチするので、絵の上手い下手は問いません。これは、誰が描いたか=誰が考えたかということを曖昧にし、アイデアそのものを重要視するためです。
アイデアスケッチを描いてみよう
動画教材制作:小林 勇輔 (湘南学園教員)
1.細いペンで描く
細い黒のペン
で人間が実際に見たり、触れたり、感じたりするものを描きます。
2.重要な要素はハイライトで
ハイライト色のペン
で最も重要な要素(アイデアとして訴えたいところ)に焦点を当てます。塗りつぶしたり、線でなぞるなどしましょう。
3.影をつける
影色のペン
で少し立体感を加えます。
4.輪郭をつける
太い黒のペン
で全体の輪郭をなぞります。(内側の線はなぞりません)
スケッチを練習してみよう
立方体を描いてみよう
人間を描いてみよう
身の回りのものを描いてみよう
アイデアスケッチワークシート
アイデアのタイトルに加えて、Who(だれが)、When(いつ)、Where(どこで)、What(何をどうする?)、Why(なぜそれがあるといい)、を書くとより明確にアイデアを伝えることができます。
参考事例:アイデアスケッチを用いたワークショップ構成
書籍p.59-69 STEP3 実践の項目を元に簡潔に構成しています。ワークショップの対象、目的によりカスタマイズしておこなってください。
デザインチャレンジ(課題)を設定する
解決したい/解決すべき課題(デザインチャレンジ)を設定します。課題の設定方法についてはさまざまありますが、IAMASで使用している
マトリクスワークシート
を活用すると、チャレンジのターゲットが明確になるでしょう。
アイデアスケッチを描く
練習したアイデアスケッチの方法に沿って、ワークシートを記入します。短い時間の間にひとりがたくさんのスケッチを描くことが大切です。
アイデアスケッチを共有する
すべてのアイデアスケッチをランダムに壁に貼り付け、よいと思ったアイデアに投票をしていきます。投票が多かったアイデアを描いた人から説明をしていきます。「共有」の時点では、すぐれたアイデアを決めるのではなく、お互いの考えを知ることが重要な目的です。