コンセプト




人が作る日除けは、作る人のことを第一に。

一種類の形と一種類のジョイントだけで組み立てることができるため、複雑な工程が少なくスピーディに作業を行うことが出来ます。また様々な形に組み合わせることができ、可能性が無限大であるためパズルのように楽しむことができます。 今回のドーム型のハニカム日除は数ある形のパターンの中の一例でしかありません。

自然界からヒントを得たハニカム構造

ハチの巣のような、正六角形を隙間なく並べた構造であるハニカム構造。ハニカム構造は力が分散されるため強度が高く、2枚目の画像のように整流効果があるという特徴があります。このハニカム構造を利用し、日除けの下ではにかんでしまうほどの快適さを追求しました。
1枚目:123RF
2枚目:新日本フエザーコア株式会社

中からの景色も美しく

今回インスピレーションを受けているのは、深セン宝安国際空港の天井です。 隙間から差し込む光と、天井の形に魅せられました。

材料

・プラスチックトランプ
・クリップ

Step1:ユニットを作る


4等分になるよう、図のように折り目をつける


図の青の線を合わせるように折り目をつける


同様に、図の青の部分を合わせるように折り目をつける


一番外側の折り目を山折りし、横から見て右図のような形になるように折る

これを量産する

図のように重ね、平面部分をクリップで止めて2枚で1つのユニットを作る

クリップの数は適量で構わないが、8個推奨

Step2:ユニットを組み合わせる

ユニットの組み合わせ方2種類を使うことによって、自由自在に日除けの形を変えることができる。ここではユニットの組み合わせ方2種を解説した後、例として今回group18が作ったドーム型の日除けを紹介する。

ユニット同士をずらした組み合わせ方

1枚目のように既存のクリップにユニットを差し込み、2枚目のように組み合わせる。こうすることで3枚目のように階段状に重ね、縦だけでなく横にも日除けを広げる。

ユニット同士をずらさない組み合わせ方

1枚目のように2ユニットの連結部分の凹みに穴がはまるようユニットを重ね、2枚目のように新しいクリップと既存のクリップで固定する。日除けは縦にしか広がらないが、先程の組み合わせ方よりも強度が高い。

今回のgroup18のドーム型の日除け

まず1枚目の図のように「ユニットをずらさない組み合わせ方」でユニットを重ね、合計4種類7セットを作る。
次に図の同じ色の部分を重ね、setA→setB→setC→setD→setC→setB→setAの順に「ユニットをずらす組み合わせ方」で組み合わせる。1枚目の図を横から見ると2枚目の図のようになる。
このように作ると、ドーム型のはにかむトランプ日除けを作ることができる。

完成形