目次
1.Fusion360を使った3Dモデルの作製 2.3Dモデルの出力 3.プラスチック棒を用いた脚の作製 4.塗装 5.完成
1.Fusion360を使った3Dモデルの作製
1. モデリングの準備
カブトムシの上面、横面、(正面)の2つまたは3つの画像を準備して貼り付ける。
2.モデリング
パイプを体の部分ごとに作り、準備した画像に近づけるようにパイプの形を整えていく。角のアーチ状の部分は大まかにパイプで作った角を、楕円をその上に書いて切り取りを行った。
3.STLファイルの形式に変換して保存する
3Dプリンタで出力するためにSTLファイルに変換して保存する。
以下は実際に使ったカブトムシのSTLファイルです。ご自由にお使いください。
カブトムシのSTLファイル
2.3Dプリンタでのモデルの出力
今回はXYZプリンティング社のダヴィンチを用いて、3Dモデルを出力した。フィラメントの色は白で、充填率は最低に設定し出力時間は1時間40分ほどで予定時間よりも30分ほど短くなった。
3.プラスチック棒を用いた足の作製
カブトムシの脚を3Ⅾプリンタで出力することは困難であると考えたため、模型用のプラスチック棒を使って作製した。3㎜と2㎜のプラスチック棒を接着し、ライターで熱し、熱して柔らかくなった部分をまげて造形した。脚の先端にはプラスチック板を小さく切ったものを接着し、切込みを入れ脚の二股の部分を表現した。また、触覚部分は0.8㎜の真鍮線をまげたもので表現した。本体部分には、ピンバイスで3㎜の穴をあけ、そこに脚を差し込み接着した。この際に、塗装のための持ち手を付けるため1つだけ脚を接着しないでおく。
4.塗装
塗装はエアブラシで行い、塗料は模型用のラッカー塗料を使用した。ベースになる黒色はブラックとレッドブラウンを1:1の調色し、背中の茶色い部分はブラウンと艦底色を2:1くらいで調色した。目と触覚の部分は、模型用のエナメル塗料を筆を使用し部分的に塗装した。
5.完成
塗装が乾燥し、外していた脚を取り付けたら完成。