鼻血を作る
Gooday Fab大名で3Dコンテストの話を聞いて応募してみようかな~と考えていたのですが、何作るかそのときは浮かばず保留にしてました。
子供と水風船で遊んでいるときにふとアイデアが浮かび形にしたのがこれ(写真)。
鼻血です。
鼻血の作り方
作り方は、Fusion360のスカルプト機能で球体をビヨーンとひっぱっただけです。MeshMixerで中空にしてます。
鼻に突っ込む部分は別パーツとして作成。鼻血本体とくっつけてます。このパーツを作るために自分の鼻の穴をノギスで測りました。私の場合、12mmでした。ノギスのない人は、自分の指を鼻に突っ込んでいい感じにはまった指の太さで穴の大きさがわかります。
鼻を作る
鼻血を作ってみたものの、付けているのが痛い、とにかく痛い。動くと鼻血がゆれるので、突っ込んでる部分で鼻がえぐられて余計痛い。
出展作品として、このような欠陥を抱えているのはいかがなものか?
と、いうわけで改良を考える。
①紐的なものでぶら下げる ⇒ どこにひっかけよう?
②両面テープで鼻にくっつける ⇒ 解決策なければこれだな
③別のパーツにつける ⇒ これかな
脳内で考えること5分、案③を採用。
「鼻血をつけるなら鼻だろ!」と鼻をモデリング。鼻血より難しい・・・
メガネを作る
鼻を作り始めてから新たな問題が、鼻をどうやって顔に固定するのか?
①紐的なので付ける ⇒ 鼻血の没案復活!?なら鼻血だけぶらさげた方が早い
②鼻メガネを作る ⇒ 先人の知恵を拝借
先人達は偉大です。さまざまな問題に解決策を用意してくれています。Google先生で検索すれば購入先まで。近くの100円ショップへレッツゴー!
・・・と、行きたいところですが、コンテストなのでメガネも作りましょう。
メガネフレーム
日常的に身に付けているものなので、実物見ながらサクサクっとモデリングと思っていたら、これにも落とし穴が、メガネをとるとメガネが見えない!
「何、言ってんの?」と思われるでしょうが、メガネしてる人間は目が悪くてメガネしてるので、メガネ外すと寸法測るのも、形状確認するのも一苦労。
今、考えると予備のメガネかけてやればよかった・・・
メガネフレーム2
自宅の3Dプリンタは100mm×100mm×100mmが限界サイズなので、メガネをそのまま出力するのは不可なので、パーツをいくつかに分割。
レンズを保持する正面フレームと耳にかける側面フレームに分ける。ここまでは本物のメガネと同じ。
ただ、それでもサイズが大きいので更にパーツを分割。
正面フレーム
正面フレームは右半分だけFusion360でモデリングし、MeshMixerでミラー。プリントアウトしたら、接着剤でくっつけます。
側面フレーム
側面フレームは、まっすぐな部分と耳にかける曲がった部分で分割。左右で2個必要なのでこれらもFusion360でモデリング、MeshMixerでミラーしました。
Fusion360でミラーしてもいいんだけど、エラーが多いので今はMeshMixerばっかでやってます。
鼻メガネ完成
思いのほかメガネつくりに苦労しました。
というかほぼメガネ! メガネ!! メガネ!!!!!
完成品をごらんください。
鼻デカっ!!!
本物のの鼻を中に入れるため、意図的にでかくしたけど、ちょっとでかすぎたか・・・
まーいっか
鼻メガネ2
側面フレームと正面フレームをネジとめしてあるので、本物のメガネと同様にフレームは折りたためます。
フレームの厚みを3~5mmでモデリングしたので、ネジを入れるのは結構シビアです。積層型のプリンタなので、ネジを入れたときに積層した層にクラックが入ってちょいちょい割れました。メガネだけ2回作り直してます。
鼻血メガネ完成
完成した鼻メガネに鼻血を装着して完成です!!
これで、鼻血を装着して動いても鼻は痛くない!何時間でも鼻血を付けていられる!
鼻血を振り回しても鼻へはノーダメージ!
これにて製作を終わります。