消毒ポンプ
どこに行っても入り口に置いてある手押し式消毒液ポンプ、消毒するためにポンプの頭を手で触れて押さなければなりません
出来れば触らずに消毒したいですよね
手を近づけるとセンサーで感知して自動的に消毒液を噴射する電動式や、足元からポンプの頭ままでリンクが繋がっていてペダルを踏むと消毒液が出る足踏み式などがあります
ここでは今ある普通の手押し式ポンプを改造し、足踏み式にする方法を説明していきます
コンセプト
足踏み式にするためには足の上下運動をポンプの頭の上下運動にリンクさせる必要があります
台から作るとなると大変なので、既存の机を利用して動力伝達装置だけ追加する方式にしました
紐でペダルとポンプを結べばうまくいきそうです
部品は必要最小限に。
3Dプリントするものはサポート材なしで印刷できる形状を心がけます
部品
4種類の部品を3Dプリンタで印刷します
1.
Pump head
2.
Base
3.
Cable guide
4.
Pedal
Cable guideは机の形状により2個か4個印刷して下さい
こちらでも3Dモデルを公開しています
https://www.thingiverse.com/thing:4836290
太さ4mm程度の紐を4m程(机の高さの4倍程度)
机やワゴンなど、上面にポンプを載せられて、左右/正面が空いている台を準備して下さい
カウンターチェアも使えるかもしれません
組み立て
1.Pump head
ポンプヘッドに紐を通します
結び目を作って、真ん中の穴から紐を通して下さい
これで、紐が部品からずれなくなります
2.Pump head取り付け
ポンプの頭に部品を乗せます
(この3Dモデルはポンプの頭が3cmのもの用に作られています)
3.Base取り付け
Baseを机に取り付けます
(この3Dモデルは8cm角のポンプ用に作られています)
この部品で、ポンプを紐の力がかかる位置に固定するのが目的です
また、机に振動が加わったりしてポンプが落下するのを防止します
机を傷つけたくない場合は両面テープで固定します
少し厚みのあるタイプの両面テープの方がしっかりと固定できると思います
しっかり固定したい場合はネジで止めるための穴がついています
穴は3mmと5mmが空いているので、適当な手持ちのネジを使用して下さい
4.Cable guide取り付け
机の角にケーブルガイドを固定します
基本は机の両脇に2つ、紐が机の構造に当たってしまう場合は4つ使用して下さい
机を傷つけたくない場合は両面テープで固定します
少し厚みのあるタイプの両面テープの方がしっかりと固定できると思います
しっかり固定したい場合はネジで止めるための穴がついています
穴は3mmと5mmが空いているので、適当な手持ちのネジを使用して下さい
5.Pedal取り付け
ロープで床から5cm程度の場所に吊り下げます。てこ結びをすると滑らずに結べます。壊れやすい部分なので、木か金属などで加工できる人はそちらを使ったほうが良いかもしれません。
追記: 3Dプリント、思ったより頑丈でした 1ヶ月ほど毎日何百人も踏んで壊れる気配がありません
6.Pedal位置調整
ペダルの位置が床から5cm程度になるように紐の長さを調整します
7.紐の処理
ペダルから出た紐をそれぞれ机の足に結びつけます
こうすることにより、ペダルがブランコのように揺れてしまうのを防止します