インソール作り(1)


採寸スケッチ

前回作ったインソールの幅が広すぎたので、足をベタブミしない状態で足の外側の線をとった。

デジタルデータ〜イラレ上〜

rhinocerosで線を描くのが苦手なため、ai上でなぞる。

3Dデータ化〜rhinoceros上〜

ネットワークサーフェイス、ロフトを駆使し、dxfデータから3Dデータをつくる。

PLA出力

TPUプリンター激混み期だったので、ひとまずPLAで出力。土踏まずのところが鋭利でフィット感がでないことが明らかになる。

インソール作り(2)


足の甲型を採る

平面で足型を採ることをあきらめ、立体にしようとするも足の甲部分は難しいことが判明。

3Dスキャナーを利用する

どうしてもとれなかった足の甲部分を採るため、3Dスキャナーを利用した。

Einscanを利用する

立った状態の足と、伸ばした状態の足のふたデータを採る。

メッシュ数を削減

スキャンデータが精巧すぎてメッシュ数が多く、編集が難しかったため、deletemeshコマンドを用いて98%程度削減。

3Dモデリング(1)


スカルプト機能を使う

上記のYoutube動画を参考に、靴の大枠をモデリング。

足を包む(1)

立った状態の足を包み込んでみる。
しかし、前回のインソールの時同様、程良い締めつけがない状態の靴になってしまう恐れがある。

足を包む(2)

よって、自然に座って足を伸ばした状態の圧力のかかっていないスキャンデータを基準にモデリングをしなおすことにした。
厚みをつけて、プリントができる状態にする。

ヒールをつける

ヒールのある靴にしたいという希望があったため、スカルプトの点を動かす機能で高さを出し、修正>平坦化の機能を用いて平たくした。

履ける靴にする


足の入る余地を作る

靴として、足が入る余地のある靴にするために邪魔になる部分を切り取り機能を使って取っていく。

出力する〜第一回〜

無理くりTPUでパンプス前半部分を出力しようとして大失敗する。

3Dモデリング(2)


3Dプリントを考慮に入れたモデリングをする

パンプスの上の部分をとっぱらって、ソール部分だけで出力を試みる。

G-codeに変換

TPU
Curaで調節
Normal 0.2mm
infill 20% Lines
Support off
Print Speed 20mm/s

出力

無事ふたパーツともに出力
http://www.thingiverse.com/thing:3761013

ソール以外を作る


アッパーを作る

ソールと足の甲での長さを図り、型紙をかく。

インソールを作る

靴の上で型紙を取り、そのなかで圧がかかるところにauxetic patternをしきつめる。

アッパーを3Dモデリング

厚さ2mmでExtrudeする

アッパー出力

Shell:all 3
infill density: 15%

仕上げ

全パーツを接着し、かかとの3Dプリンタの失敗を隠したり、よりサンダルらしくするべくアウターソールに紐を巻きつける。

アッパーとアウターソールを熱圧着

半田ごてを使って、アウターソールとアッパーを接合。

インソールクッションとインソールを接着。

万能ボンドを用いて、レーザーカットしたEVAとWラッセルメッシュ素材を接着。

フィラメントを巻きつける。

フィラメントを万能ボンドでひたすら巻きつけて接着する。

完成

紐をつけて完成