作ろうと思った理由
ぼくは、去年の夏に「虫の口」について調べました。
この自由研究をして、虫の口を
3Dプリンタ
で作ろうと思いました。
3Dプリンタの講習
ファブラボ太宰府店で、3Dプリンタの講習
データの作り方について
・自分でデータを1から作る。
・スキャナでスキャンする。
・
シンギバース
などで、3Dデータを見つけてダウンロードする。
フィラメントについて
フィラメント
には、種類があり、インターネットでも色々な種類を見た。
金、銀、木のような物もある。
作りたい物に合わせてフィラメントを決める。
プリンタ出力について
ファブラボ太宰府のプリンタは「スクーボ」
機械の中は、暑いから、絶対に手を入れない。
紙ねんどで、虫の口の模型を作る
図書館のほんや、インターネット見つけた画像を元に、
紙粘土
で虫の口を作る。
カブトムシの口
〈工夫したところ〉
布
を使い、カブトムシのような口を作った。
カブトムシは、ブラシのような口をエサの樹液につけて舐める。
飼っているクワガタ
お祭りで当たったクワガタ。
クワガタの口からニョキニョキっと、オレンジ色の舌が出るところを観察できた。
カブトムシの口のケバケバ
3Dプリンタの講習の時に、人の顔をプリントしたものがあった。
それを見て、人の髪の毛は、束になりペタンとプリントされることがわかった。
ブラシのようなケバケバをプリントするには、もうちょっと調べていく必要があると思い、今度は見おくった。
オオカマキリの口ー1
上下左右に分けて作った。
セミの口
オオカマキリの口ー2
・
スカルプトリス
の練習を兼ねて、粘土の球を変形させていった。
・口の中が空いている。
・口ひげを後から付けるのは簡単だが、球から出していくのは難しい。できなかった。
・エサに食いつく時に使う、ギザギザの歯を作るのが難しかった。
作った模型をスキャンする
Sense
で紙ねんどで作ったセミの口をスキャン
スキャンできなかった
回転台
の回し方、速度、スキャナの位置を変えたりと、いろいろ試したが、スキャンできなかった。
模型が小さかった(9㎝)が原因かもしれないので、模型を大きく作り直した。
大きく作り直した模型
27.5㎝に作り直した。
作り直した模型をスキャン
大きな模型をスキャン。
回転台を回したり、回転台の周りを回ったりした。
何度もスキャンして、大変だった。
スキャンできた!
上手にスキャンできた。
スキャンしたデータを編集、プリント
Sense内で編集
Senseでデータ編集
虫の口が消えないように、少しずつ黒い所を消していく。
Meshmixer で編集
データのを
メッシュミキサー
にうつして、シマを付けたり、なめらかになるように修正していく。
プリント
スクーボでプリントする。
プリント時間20分。
出来上がり!
プリントしている時に、形がちょっとずつ出来てきて、おもしろかった。
セミの口が作れて、とてもうれしかった。
模型とプリントしたものの比較
細かい線は消えていた。
もっと先を細くつくると、もっとセミの口に似ていたのかも。
サポート材
裏がデコボコだったので、サポート剤を使った。
デコボコだったので、サポート材の厚みが右と左で違う。
セミの気分になってみる
プリントしたセミの口をくわえて、セミの気分になってみた。
楽しい。
もっと大きくプリントして、ストローのように穴をあけると、実際にジュースが飲めそうだ。
Sculptrisで3Dデータを作る
・オオカマキリの口
Sculptrisでデータを作ってみた
スカルプトリスを使い、オオカマキリの口を作る。
メッシュ数を減らしすぎた。
メッシュ数を減らしすぎて、うまく伸ばしたりできなくなった。
粘土の球で作った時と同じ感じになった。
Meshmixerでデータ編集
Sculptrisで作ったデータをmeshmixerで編集する
「トランスフォーム」「スムース」
「トランスフォーム」で口の先をとび出させた。
「スムース」でメッシュ数を減らすと、ボコボコやとんがりが丸くなった。
メッシュ数を部分的に減らす。
メッシュ数を減らしたい箇所を選択し、「ブラシ」の中で、メッシュを減らすアイコンを選択。選択した箇所のメッシュが減される。
オオカマキリの口をプリント
プリント時間、30分。
オオカマキリの口に似ているように見える。
アゴが上下左右に分かれているところや、口でガブっとかみつくところが、うまく出来たと思う。
てんとう虫を食べさせてみた。
箸置きにも使える。
カードスタンドに。
「昆虫形態3DCGモデル」を使う
「
ゼロ工房
」の昆虫3DCGデータを使って、オオカマキリの口を作る。
フリーのデータで、データを変更して使うこともできるようになっている。
しかし、人を傷つけるような行為につながる使い方は禁止など、注意書きがあるので、きちんと読んで使う。
オオカマキリのデータはなかった。
たくさんの虫のデータがあるが、「オオカマキリ」のデータはなかった。
そこで、「ハンミョウ」のデータをオオカマキリに変形させてみようと思った。
スカルプトリスを使う
スカルプトリスで、メッシュ数を減らしていく。
データが重すぎて、画面が消えてしまう。
何回もデータを保存しながら、少しずつ削除していく。
この作業は、ものすごく時間がかかった。
根気強く
投げ出しそうになるが、根気強く、体の部分を削除していく。
メッシュ数が減ってくると、パソコンが消えなくなった。
メッシュミキサーで作業。
スカルプトリスで下顎を伸ばして、オオカマキリの下顎に近い形を作った。
データをメッシュミキサーにうつして、余分なところを消していると、
くっついていると思っていた口が、
ばらばたになってきた!
修正できない。
もう少しで、オオカマキリの口に近いものになると思っていたのに、上顎が離れてくっつかない。
バラバラのパーツは、別々のデータで作って、後から合わせて作ると教えてもらった。
まだその作業ができるほどの力がないので、残念だが、ハンミョウの口をオオカマキリの口に変えることは諦めることになった。
スカルプトリスでかっこいい物を作る
スカルプトリスでかっこいい物を作ってみる。
スカルプトリスはは、左右の変形を同時にできるので、左右対称の虫などは作りやすい。
この作業は、アイコンでオンオフに切り替えられる。
スカルプトリスの使い方
スカルプトリスは、1つ前に戻す作業ができないので、気に入った形ができると、すぐに保存しておく。もし間違ったり直したくなったら、保存データから作り直す。
スカルプトリスは粘土のように、一気に伸ばせたり、押し込めたりもできる。ねじったり、じわじわ盛り上がらせたりもでき、本当に楽しい。
メッシュミキサーに移す
メッシュミキサーで、メッシュ数を減らしたり、穴埋めをした。
プリント
コウモリっぽい「未来から来た宇宙船」
自分でデザインした物がプリントできた。
触角のように伸びていた部分は、うまくプリントできなかった。
サポート材がクモの巣のようになった。
サポート材と一緒に細い所も取れてしまうので、このままモワモワとしたままで、完成。
未来からきた宇宙船
メッシュ数を減らしたり、デコボコをなくすと、クモの巣のようなのは付かないと思う。
自由に考えて作る事は簡単にできたが、虫の口を見ながら そっくりに作るのは、とても難しかった。
データ・1
動機・デーを作る
データ・2
プリント・感想・まとめ
データ・3
感想・まとめ