Arduinoを作る

Arduino UNOには、ATMega328P-PUというAVRマイコンが搭載されています。

今回は、そのマイコンとコンデンサーや水晶発振器などのパーツを用いて、ブレッドボード用に、Arduinoの互換機的なものをつくっていきます。

ATMega328P-PU

Atmel社のAVRマイコンであるATMega328P-PUは、秋月電子では230円となかなか安価で、電子工作においては、Arduinoに搭載されているなど、ポピュラーなマイコンです。

今回は、ブートローダー書き込み済みのものは使わず、自分で書き込んでみたいと思います。

マイコンにブートーローダーというプログラムを書き込みます。

書き込み済みのマイコンを購入すれば、この工程は飛ばせます。

尚、書き込む際は、Arduinoが必要です。

Arduino IDEを起動し、スケッチ例から、ArduinoISPを選択し、Arduinoに書き込みます。

ブートローダーを書き込むため、ブレッドボード上に配線します。

配線を再度確認したら、ArduinoをPCにつなぎます。

ツールの書き込み装置から、Arduino as ISPを選択し、ツールのブートローダーを書き込むを選択し、書き込みを開始します。

その後、”ブートローダーの書き込みが完了しました。”が表示されれば書き込み成功です。もし、表示されない場合は、書き込み装置を確認するか、配線などを見てみてください。

ブートローダー書き込み済みのマイコンもできたところで、Arduinoを作っていきます。

ATMega328P-PUを動作させるには、５Vが必要です。今回は、レギュレーターを使って、５Vを作り出します。

３端子レギュレーターとは、電圧を決まった電圧に下げてくれるパーツです。取り除かれた電圧は熱として放たれるため、かける電圧があまりにも高いと、熱処理が必要です。

5Vを確保するため、配線します。レギュレーターを使うときは、コンデンサーを刺さないと、電圧が不安定になるそうです。

配線を確認したら、電源をつなぎます。今回は、5Vのレギュレーターなので、6V以上の電圧をかけないと、不安定になります。あまりにも高くぎても、発熱します。

実際にテスターに繋いでみると、約5V排出されていることがわかります。

マイコンやその他パーツなどを配線していきます。配線を間違わないよう、気をつけながらやりました。LEDは、Lチカ用に13番ピンにつなぎます。

リセットは、10KΩでプルアップします。画像では、タクトスイッチの先に10Ωの抵抗がついてますが、ジャンパー線がなくなったためです。気にしないでください。