最終的につくったもの(Day3の発表までに記入) :ナースコールはどのように使われているのか
ナースコールのどのように使われているのか?
(使用勝手は今のままで良いのか)
ナースコール
ナースコール(hook)
蓄光蓋
ナースコール試作品
何をつくったか
★まとめ
1:『なにをどう作ったのか・どう動かすのか』
・適切な位置へ設置・肘(上下肢)足裏など利用可
2:『どんな技術や仕組みで動くのか』
・ホルダーを3dプリンターで作成・LEDと蓄光塗料の機能付加・鈴装備
3:『そのサービスやモノがあると誰の何が良くなるのか』
・利用者の使用勝手向上・コールを押し済であることを忘れる事の防止・押した人の特定容易化・コール位置発見容易化
メンバー紹介
宮城県名取市にて訪問看護ステーションに勤務。
訪問看護ステーション内にFab Station NatoriとしてFab工房を運営
*新谷裕之・・作業療法士
*伊藤 彰・・作業療法士
これをつくった動機(Day2の中間発表までに記入)
*Day1で取り組むことになった課題・アイディアをこちらに書いてください。
現状として・・
◯入居者の身体状態に合った福祉用具や生活環境を整えるものが個々に違っており、特殊なモノを準備する為には入居者の金銭的な負担が上げられる。
施設の形態にもよりますが、要介護度が重い方は、身体症状も様々でナースコールを容易に押せない人も多いので、改善を加えたいと思った。
1課題提供
入居者の身体状況に合ったスイッチの必要性
2.例:アイディア出しをした
利用者様がボタンを自力で押しやすい場所へナースコールを自由に設定できるように検討
その他、追加として検討を加えた項目
・スイッチが硬くて押しにくくならないように
→指以外の部位で押圧の検討
・指がすべって押しにくくならないように
→スイッチを押す部位が小さく滑りにくい部位で押圧の検討
・スイッチを押す際に離れてしまわないように
→安定した位置に固定できるように検討
・スイッチが押したままの状態となることを回避
→on/offを正確にできるように検討
3ナースコール用スイッチの検討
現状のスイッチ例
1:ファイバースイッチ
2:スプリントスイッチ
3:PPSスイッチ
4:スペックスイッチ
4ナースコール用スイッチ
掌(指)を使用してスイッチを押しているのが現状
つくりかた・やったこと
1.例:開発環境の準備
まず、利用者様がコールボタンを押せるような位置に設置できるようにする
取り組んだ内容の紹介や苦労したことなど(Day2終了時までに記入)
種々の状態に合わせて、ナースコールの位置を汎用性があるように設定できるようにできるかの検討
・とりあえず、自由にバンドで色々な箇所へ止められるように構想した。
・コールを押したか否かが分かるようにLEDランプが点灯するように構成した。
・暗くなっても、蓄光テープにてナースコールの位置が分かるように構成した。
<試作へ>
装着部分を試作開始しています。
<組み付け
次に製品を組み付ける段階となりました
蓄光の蓋
暗所時のナースコール紛失や介助者が探す負担も考慮して
蓋等に蓄光の素材を使用
蓄光フィラメント 使用
消しても見つけやすい
部品と組み立て
部品
1スイッチ本体
2今回試作した取り付けようホルダ(3Dプリンター)
3装着バンド
4スイッチLEDに取り付ける蓄光塗料スイッチヘッド(3Dプリンター)
5クッション
試作品の装着(肘)
①肘で押しつける②スイッチon(スイッチのLED点灯)③スイッチ押した人が容易に特定できる④LEDを消しても蓄光ヘッドでスイッチ位置の検出が容易
試作品の装着(足裏)
①足裏で押しつける②スイッチon(スイッチのLED点灯)③スイッチ押した人が容易に特定できる④LEDを消しても蓄光ヘッドでスイッチ位置の検出が容易
試作品の装着(試技)
・体に装着していない
・指よりも力を入れることが出来る
・どこにでもスイッチを装着できる
最後に
・スイッチの多彩なバリエーション(各種スイッチ応用)
・リード線タイプから無線化(IOT):電波悪影響の懸念
・ナースコールを気軽に押せるシステムの構築(押す側・受け入れ側・ロボット)
・操作理解が大変な利用者様の場合のナースコールのあり方(利用者のアクション〜センシングへ)
・GOTOmenkaiの応用