ニードの把握
ニードノウアーとして訪問看護の担当OTからクライアントの状況をヒアリングした。
・クライアントは90代の女性
・肺炎後の廃用症候群
・足関節の拘縮のため、ベッドから車椅子への移乗時に立位を保つのが難しい
→立位を保つための方法を考える。
解決案の検討
メンバー間でアイデアを出し合い、下記7案について検討した。
・立位が楽になる手すり
・シークレットブーツ
・足首のストレッチにより、本人の身体的不都合を解消する
・ほたか靴 (厚底ブーツ的なもの)
・3Dスキャンによる型取りでインソールを作成する
・移乗サンダル
・移乗用コーナーベース
解決案の絞り込み
メンバー間での投票の結果、移乗サンダルを検討することにした。
このプロダクトがない世界、ある世界を具体的にイメージするシートに記入していく。
それに伴い、タイトルを「シークレットじゃないブーツ」とすることにする。
解決案のアイデアスケッチ-1
グループで取り組むプロダクトの概要をアイデアスケッチにまとめる。
足関節の拘縮の状態に応じてヒールの高さを調整できる機構とする。
ソールには滑り止めの処理を施す。
足をホールドする素材にはウェットスーツの素材、ネオプレンを使用する。
デザインの検討
アイデアをもとに細部のデザインを検討する。
・足を保持するストラップ
・ソールパターン
・ヒールカップ形状
・連結式ヒール
プロトタイプ製作案のアイデアスケッチ
プロトタイプの製作にあたって改めてアイデアスケッチにまとめる。
プロトタイプの作製
デザインの最終案検討と並行してモデリングを進める。
Fusion360のモデリング共有
基本となるスケッチを共有して本体とヒールを別々にモデリングする。
Fusion360でのモデリング
組み立て式ヒールとソールのデザインをまとめた。
これにヒールカップと足のホールド部分を取り付けてプロトタイプの完成
NEXT ACTION
ニードの把握
リハビリの時、酸素を供給するチューブが邪魔になる。
チューブは2本(酸素、点滴)
現在は介助者の腕に巻きつけて対応している。
部屋のレイアウトは変えられない。
解決策の検討
メンバーでアイデア出しを行った。
・チューブを介助者の腕に固定する。
・チューブを邪魔にならないように取り回す。
・チューブを吊るす。
・チューブを踏んでも大丈夫なよう保護する。
デザインの検討
アイデアをもとに現物を作成するためのデータをモデリングした。
・3Dプリンタでフックを出力。
・フックはマジックテープのバンドで手に装着。
・介助者が違和感を感じないデザイン。
・試行錯誤しながらフックの装着位置を微調整できるようにする。
プロトタイプの作成
モデリングしたデータを3Dプリンタで出力した。
STLデータはこちら
ブラッシュアップ
実際に出来た物を使って、使用感を確認。
チューブが外れる可能性があるので、フックに爪を付けた。
STLデータ爪付き