Good/Badストーリー

Bad
・家庭内で家族と食事するときに大皿の時に取り分けることが困難
・飲食物を自分で席まで運ぶことが難しいため、ファストフードやビュッフェ、ドリンクバー、サラダバー、食べ放題に行けない。
・行く気が無くなって人との付き合いにも支障がでる
・ドリンクバーでグラスを持ったままで注ぐことが難しい

Good
・体重が増える
・(居酒屋等で)乾杯ができる
・一人での行動範囲が増えて、お店の情報をTVや雑誌等でよく見る
・好きなタイミングで好きなモノを好きな量食べられる
・外出することが増えて、人と会う機会が増える

実際の動き

どんなことでも進む為には『今』を知る必要アリ。ということで、ボードをトレイに見立てて運んでみていただくことに。。。そうすることで、できることとできないこと、現象がチームで共有できて、進むべき方向が明確になりました。

アイデアスケッチ

「運ぶ(食べ物)」「サーブ(よそう)」「ビール、ドリンク」という3つの視点からアイデアをスケッチし、15種類ものアイデアが出ました。

選抜されたアイデア

1日で15種類全部にトライするのはどう考えても無理なので、「できそうなもの」をいくつか選んでみることにしました。そのために全員で1人2つずつ選択し、最終的にはこの4つまで絞ることができました。

実際に形にするアイデア

作業に取り掛かる準備をしている段階で、上の4つでも1日で成果を出すのは難しいと判断し、トレーを注文カウンターから席に持ち運びをする際に、こぼれてしまうという困難が挙げられていたため、トレーに片手を固定して安定させて持つことができるようなアイデア(1)と、ドリンクバーのコップなど蓋がないコップを運ぶときに紐を持つだけで蓋が締まりカップが持って歩けるアイデア(2)≪カップdeおでかけ≫を作ることにしました。

作業風景

実際に形にするアイデアが2つに絞れたのでチーム内で軽く担当者を決め、アイデア(1)は段ボールで試作、アイデア(2)は3Dプリンターで試作することになりました。

アイデア(2)≪カップdeおでかけ≫3Dプリンタで出力

PCでモデリングしたモノを早速3Dプリンタで出力してみます。
これはカップの下の方に取り付ける部分。それぞれの穴の大きさが決め手です。

アイデア(1)トレーに載っている紙

「トレイに飲み物を乗せて運ぶと言えばファストフード」その代表格であるマ○ド○ルドによくあるチラシをイメージして用意してみました。(このチラシが原因で滑りやすいのではないかと考えたため。)

アイデア(1)アイデアの変更

トレーと手を固定する形からトレーの下に土台を置いて土台を握る形に変更しました。
また、前後の揺れよりも、横の揺れが強いため安定させるためにトレーと土台を取り外しのできる形に変更しました。

アイデア(1)段ボールでトレー作り

今回は会場である東京工科大学の学生が多く参加しており、若い力でどんどんチームが引っ張られたと思う。
段ボールを切る作業は男子学生が主に担当し、担当のメンバー全員でフォローしながら作り上げていった。

アイデア(2)≪カップdeおでかけ≫モデリング作業

カップホルダーの作業担当は普段から3Dモデリングをやっているメンバー。普段からやっているだけあって手際が好い。
ふた
カップホルダー

完成形

photo1  アイデア1->表
photo2   アイデア1 ->裏
photo3   アイデア2

チーム

make-a-thon(メイカソン)のm

解消された世界


Next Action

アイデア(1)トレイを持って運ぶだけならこれでいいが、こぼさずに運んだモノをテーブルに置くには腕を抜く必要があり、それをどう解決するかが課題。

アイデア(2)≪カップdeおでかけ≫はデザイン性やセットの仕方をもっと洗練させたいと思っている。(どこかで採用してくれるかも。。。)

カップdeおでかけ 改良

・レーザーカッターとMDFで、昨日の改良版を作成してみました。
・ガイド穴をそれぞれ2つにし、ひもが絡まらないようにしています。
・昨日帰り際に話がでた、カップホルダーを2つに分割するバージョンも試してみましたが
 カップを安定させることが難しかったので保留にしています。

・本日のカップはセブンイレブンです。

他にもアイデアがいっぱい。

この日形にできなかったアイデアも多くあるので、時間をかけ一つ一つ取り組んでいきたい。