ニードノウアについて
左片麻痺の男性で車椅子で生活している。
老健のホールで髭を剃る時、うまく剃れず長い時間をかけているのに剃り残しが多かった。
髭剃りを上手に片手で行い、身嗜みにスキがない状態で昔のようにモテたい
課題・要求 (Bad / Good ストーリー)
Badストーリー
首下あたりの髭が剃りずらく、剃り残しが多い
彫りが深い顔をしているので、残りやすい
剃れ残ると伸びてしまい電動では剃れなくなる
剃り残しが多いので剃れるまで時間をかけてしまう
シェーバーを当てる時間が長いので肌荒れを起こしやすかったり、乾燥したりしている
自分で剃りたいので他の人に頼りたくない
剃り残しが多くて、見た目が悪く気分もスッキリしない
剃る時、車椅子に座って低めのテーブルに小さな鏡を立てて行なうため、顎下が見辛い
Goodストーリー
綺麗に剃れることで、見た目も気分もスッキリする
短い時間で終わらせられれば、肌荒れなども起こしづらい
鼻毛などの他の身嗜みもできる時間が増える
こまめに剃ると一回に剃る量が少なくなるので、次回の時間が短くなる
首を動かすことで、首のリハビリになる
剃れないので新しいシェーバーを購入していたが、頻繁に購入しなくても良くなる
綺麗に髭が剃れると他の人への印象が良くなり、話しやすい雰囲気を作りやすい
解決策・アイデアスケッチ
プロトタイピング
hige1
hige2
解消された世界
完成品
試作品では指先が当たると想像以上に痛く、実用には耐えないと考えた。
そこで、先端を円柱状の軟質素材に変更した。土台もシェーバーの形状に
添うように加工した。
本体への固定はマジックベルトを使用した。
使用してみた感想
肌への接触感が柔らかく、しっかりと肌を持ち上げてくれる。
マジックベルトでの固定だが、しっかりと固定されていてズレることもなかった。
これなら肌に張りのある状態で剃ることができると考える。
Next Action
今回、指先の軟性素材との接続をグルーガンで行った。
試用の段階では問題無かったが、長期的に使っていくことを考えると接着ではなく物理的に接続できた方が安定するかもしれない。次回印刷する場合は軟性素材に土台を刺す穴をあけて、物理的に接続できるようにしたい。
また、マジックベルトの内側に電源スイッチが位置してしまうため、固定位置をずらして干渉しないようにしたい。