Title:タイトル

屋外用ペットボトルオープナー

For whom:対象者

自分のように屋外でもペットボトルの蓋を開けたい片手に障害を持つ人

Why : なぜ作ろうと思ったのか

昨今、ペットボトルは生きていく上で関わらずにはいられないものであり、
片手でペットボトルの蓋を開けれるか否かは大きな問題です。
この問題を解決するのに市販品や3Dプリンター製品等多々存在するが、
使用時の前提として、ペットボトルを置いておくか、オープナーを固定する必要があります。
自宅等はそれでも良いが、屋外でペットボトルを買って飲もうとするとペットボトルを地面に置く必要がでてきます。
衛生面の観点や未舗装路だった場合等から、ペットボトルを地面に置くは選択肢になりえないです。
その為ペットボトルを置かずに、片手で開けられるオープナーが欲しかったのです。

How:どのように作成したか

1.ペットボトルを置かずに開ける方法を考える。
2.ペットボトルキャップに規格があるのかを確認する。
3.試作品を作成、テストを行い改善を行う。
4.完成

1.ペットボトルを置かずに開ける方法を考える。

片手でペットボトルを開けるには、動かない片手の代わりを他に担ってもらう必要がある。
しかし、屋外どこに行っても変わらず存在するものは基本自分の体だけである。
よって、自分の体の状態を再確認してみる。
片手が動けば良いが動かない、動かないが物理的には存在している、要はXKgの重りがぶら下がっている状態である。
この重りとペットボトルを紐づけられれば実現できそうだと判断した。

2.ペットボトルキャップに規格があるのかを確認する。

設計を始める前にペットボトルに規格があるのかを確認しておく。
JIS規格等で決められている訳では無いが、多くは直径28mmとのこと。
28mmをベースに設計開始。

3.試作品を作成、テストを行い改善を行う。

28mmのキャップを掴むための爪付き穴。
オープナーを手に固定するための指ぬき穴。
この2点を軸に開けやすさ、使いやすさを求めてトライ&エラーを繰り返す。

4.完成

指2本でオープナーを固定し、裏側の曲面でキャップを穴へ誘導。
そして側面板部分でキャップを開ける際の力を受ける事で、片手でもペットボトルを置くことなく開ける事を実現する。

左手用STLデータ
右手用STLデータ

Outcome:対象者の何がどのように変化する道具なのか

屋外でペットボトルを片手で開ける際、
今まではペットボトルを地面に直接置いたり、足に挟んで固定した際こぼす等の問題がありましたが、
この自助具を使う事でそういった事を気にせずにペットボトルを開ける事ができます。