５月に学校の近くにあるリハビリテーション施設へいき、そこの担当者から「自助具とはどのようなものなのか」についてくわしい説明を聞くことができました。そして、まずは片手ではできないことを想像してみると良いとのアドバイスをいただいたので、それについて考えてみることにしました。後日、学校で単語帳を開いていた時に、片手で本のページをめくるのは難しいと思い、作ってみようと考えました。

絵のように使えるようにしました。ページはめくりやすくなったのですが、片手でどうやって本を入れるのかやゴムの伸縮性、押さえるところが文字にかぶってしまうなどの問題点がありました。

絵のように横の棒と輪ゴムでページをめくれるようにしました。指の大きさによって、つけられない人もいるので指の大きさに左右されないような形にできるようにしたいです。また、ページに折り目がついてしまいました。

誰でも取り付けられるようになりました。ページをめくることが難しく、これも折り目がついてしまいました。

指に何かを取り付けてページをめくるのは難しいと思ったので、本を置く台みたいなものを作りました。試作品のため、様々なところに穴をあけました。紐を穴に通して首から吊り下げるようにして使います。できるだけ大きくなりすぎないようにしなければならないと思いました。また、蓋が大きくなりすぎないように作ろうと思いました。

少し丸く作りました。蓋と台との大きさが合いませんでした。また、中の部分をもう少し深くしたいです。磁石で閉められるようにしたいので、それをつけられるスペースも作りたいです。

蓋と台の大きさを合わせることができました。また、輪っかの長さが棒の長さに合わなかったので、付け足しました。
現在の形では、本やスマホによって大きさや余白が大きすぎたり小さすぎたりするため改善の余地があります。3Dプリンターがある環境であれば、3Dモデルを簡単に変形させることができるため、今回のはその大枠として使う用途で考えています。入れる本や携帯端末の大きさに合わせて3Dモデルを変えていただけたらと思います。

・土台

今まで本を読むことやスマホを片手で扱うことが難しかった人が片手でも使えるようになります。