ニードノウアとニードについて
ニードノウアについて(苦手なこと・得意なこと・趣味や暮らしなど)
右利き
会社員(事務職):仕事中は座りっぱなし
車で通勤 行きも帰りも日差しに当たる
肩挙上自動ROM約90°制限ありサンバイザーの上げ下げに代償動作出現
握力20㎏位
立位は支持ありで可能、伝い歩き
青系が好き
ニードについて(どこでいつ誰とどんな頻度で?ニードノウアにとっての価値は?)
車を変えてから車高が高くなりサンバイザーに手が届かず困っている
坂道もある為常時下げっぱなしだと運転の行い難さがある
運転中に楽にサンバイザーをおろしたりあげたりしたい
作成前の活動満足度
0/10点:非常に不満である
代償ありでもサンバイザーに届かず、まぶしい
サンバイザーを戻す際に力が必要であり、大変である
下げっぱなしは嫌、微調整できるといい
運転中に簡単に開閉したい
市販のサンバイザーをつけて上げ下ろしする際の補助として使用しているが、力が伝わりにくく動作が行い難い。
解決策と道具の要件
解決策について
棒でリーチを作り、手の届く範囲で運転中安全にサンバイザーを操作できるようにする
要件について
運転中に安全にサンバイザーを開閉したい
運転する際に邪魔にならないような物がいい。
参考事例とアイデア
参考事例
チームメンバーのアイデア
今回、運転中に上げ下げを行いたいと希望があっため安全に行いやすくするのにはどうしたらいいかを中心にアイディアがたくさん出ました。棒を取り付け、可動域の範囲でサンバイザーの上げ下げを行う
棒をつけたままだと運転中の視野の妨げとなるため取り外しをできるようにする。
現在使用している市販のサンバイザーを長くしたようなものはどうか。
ボタン操作でサンバイザーの上げ下ろしができる商品があったらいい。
制作の方向性について
なぜそのアイデアを試すのか
運転中の安全面を考慮し、視界を遮らないように取り外し可能なアイディアを選択した。
また、1軸性の構造のため、力を加えやすいと考えたため。
第1回目試作
サンバイザーにベルトを巻き付けたものと突っ張り棒にフックを組み合わせた棒を簡易的に作成した。
→作成前に比べ、楽にサンバイザーを下げることができたが、上げる際つなぎの部分が不安定で力が伝わりづらく、まだ大変。
→運転中S字フックが垂れ下がっている状態のため運転が行い難い。
※フックに引っかける動作が運転中安全に行えるのか
プロトタイピング
第2回目試作
つっぱり棒につけるT字型のジョイントを3Dプリンターで作成した。
中がくぼんでおりそこに引っかけて下げる動作が楽になれるように。
リーチャーのみでも開閉が可能であった。
→ジョイント使用あり・なし選べるように2wayにする 案
・つっぱり棒とT字部分の接着が不安定
・リーチャーの長さを伸ばす、ドーム型にするなど様々なT字の種類を作成し、試行する必要あり。
・今回の試行でリーチャーのベストな長さを確認できた。
結果
サンバイザー
今回の最終制作物
左から40㎜、30㎜、50㎜、40㎜(楕円) 滑り止めシートあり
青色の素材・マスキングテープを使用
T字
運転中の視界の邪魔にならないように取り外し可能にした
突っ張り棒を使用することで、強度を持たせ、
制作過程での長さの調整をしやすくした
グリップに滑り止めを使用し持ちやすくした
サンバイザーに接する面に滑り止めをし、押した際に滑らないようにした
リーチャーの形を5種類ほど作成し、選択できるようにした
運転中のため、安全に楽に上げ下げができるよう工夫した
作成後の活動満足度
0/10→7/10に変化.
サンバイザーに取り付けたベルトをレンタカーを借りたとき など他の車にも自分で取り付けられるようにしたい
今後の展望
・今回は時間が足りなかったがグリップ部分をより手にフィットさせ、持ちやすくするために3Dプリンターなどで作成する。 ・サンバイザーの間に隙間が必要(ベルトの間にクッションなどを挟む) ・リーチャーだけでなく、ベルト部分も持ち運びできるようにする ・今回は3Dプリンター以外も使用したため、データは一般的に使用することは難しいのかもしれない➡すべて3Dプリンターを使用することで再現が可能